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哺乳小動物の全胎児培養法による先天異常発現率の性差の検討

研究課題

研究課題/領域番号 63570235
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 衛生学
研究機関山形大学

研究代表者

遠藤 晃  山形大学, 医学部, 教授 (30018684)

研究分担者 渡部 敏明  山形大学, 医学部, 助手 (30091846)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1988年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード性差 / 全胎児培養 / ビオチン欠乏状態 / マウス / 発育 / 肢芽 / 口蓋突起
研究概要

ヒトの先天異常の出現頻度には、男女差のあるものが多い。しかし、そのメカニズムについて解明しようとした試みはあまりない。そこで、我々は、最近開発した羊膜細胞による妊娠中期での胎児の性別診断法および哺乳小動物の全胎児培養法を用いて、既知の僅奇形物質にたいする雌雄胎児の反応性の違いについて検討している。本粘土は、これまでに、母体のビオチン欠乏状態がマウス胎児の発育・分化状態にどのような影響を及ぼすかを妊娠中期で観察し、マウスの全胎児培養法を用いて先天異常発現率の性差をみるために、どのような僅奇形物質かじ効果的かを検討した。
生後8-12週齢のICR雌マウスを雄と同居させ、妊娠動物を得た。妊娠期間忠これらの動物にビオチン欠乏飼料を与えた。妊娠12.0日および15.0日に開腹し、胎児の体重や体長を測定した後、肢芽および二次口蓋突起の分化状態を形態学的および組織学的に観察した。マウス胎児の発育および器官の分化状態では、対照群にくらべ、ビオチン欠乏群では妊娠12.0日において既に遅れがみられていた。また、対照群では、胎児発育・分化の雌雄糖差が認められたが、ビオチン欠乏群では、固体によって影響の程度が異なり、雌雄間で相違はみられなくなった。なお、妊娠12.0日のビオチン欠乏胎児において口蓋突起原基の間葉細胞数に減少がみられたが、雌雄差があるか否か現在検討している。
今後、僅奇形物質として、ビオチン無添加培養液(ビオチン欠乏ラットの血清あるいはアビジン添加培養液)を用いて、妊娠8日目および妊娠10日目のマウス培養胎児への影響を、肢芽および口蓋突起の細胞増殖を指標として、雄および雌胎児で比較検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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