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外傷性ショックの診断法の開発とその法医学的応用

研究課題

研究課題/領域番号 63570266
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 法医学
研究機関北海道大学

研究代表者

高取 健彦  北海道大学, 医学部, 教授 (30001928)

研究分担者 後藤田 裕子  北海道大学, 医学部, 助手 (80189951)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードロイコトキシン / 9,10-epoxy-12-octadecenoic acid / HPLC / 血管拡張
研究概要

外傷性ショックの診断法を確立する目的で、末梢血管を拡張させるとされているロイコトキシン(LTx)に着目し、研究の結果、以下の成績が得られた。
1.LTxの精製分離:リノール酸と過酢酸を反応させて得られた9,10-epoxy-12-octadecenoic acid (LTx)とその異性体12,13-epoxy-9-octadecenoic acidおよび9,10-12,13-diepoxy octadecanoic acidをシリカゲル薄層クロマトグラフィーで分離後、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で分離し、LTxの純度を90%以上として以下の実験に供した。
2.LTxをハプテンとする抗体の作製:LTxを酸無水物法により牛血清アルブミンと結合させたものを抗原としてウサギおよびニワトリに免疫中であり、その抗体価の上昇をラジオイムノアッセイにより追跡している。
3.合成LTxの生理活性:合成LTxを用いて、in vitroとin vivoで検討した。
(1)in vitroでは、内皮細胞を取除いたモルモットの肺動脈と内皮細胞を有するウサギ大動脈とを灌流しながら動脈の張力をモニターする装置の中で、灌流液中にLTxを添加してやると、内皮細胞の有無に拘らずLTxが血管を拡張させる働きがあることが確認された。
(2)in vivoでは、麻酔下でモルモットの血圧と心拍数をモニターしながら、モルモットの希釈血清に混和したLTxを静脈内に投与したところ、最初は持続性の血圧上昇と心拍数の増加が認められたが、10数分後には急激な心停止をもたらした。
なお、対照として用いたリノール酸では(1)、(2)のような反応は認められなかった。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Takehiko,TAKATORI: Jpn.J.Legal Med.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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