研究課題/領域番号 |
63570274
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 大分医科大学 |
研究代表者 |
玉置 嘉広 大分医科大学, 医学部, 教授 (20028377)
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研究分担者 |
津田 亮一 久留米大学, 医学部, 助手 (20098875)
岸田 哲子 大分医科大学, 医学部, 助教授 (50136793)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1988年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | モノクローナル抗体 / α2セミノグリコプロテイン / 混合体液のABO型判定 / ELISA |
研究概要 |
1.モノクローナル抗体α2セミノグリコプロティンの作製 カラムクロマトグラフィで精製したα2セミノグリコプロティン(A2SGP)に対するモノクローナル抗対(MoAb)を次のようにして作製した。BALB/cマウスをA2SGP(20μg)で免疫し、そのリンパ節細胞をP3U1骨髄腫細胞とポリエチレングリコールで融合させて培養した。クローニング後、四つのMoAb産生ハイブリドーマ株を確立し、腹腔内培養によって腹水の形で抗体を得た。 2.MoAbの特異性 ポリスチレン製マイクロタイタープレートを精液、膣液または唾液でコートし、これとMoAbを反応させた後、市販ペルオキダーゼ標識抗マウスIgG抗体で検出した。MoAbは精液と強く反応したが、唾液や膣液とはほとんど反応しなかった。抗体力価は1:80000であった。 3.Capture-ELISAによる精液のABO型判定 プレートを500倍希釈MoAbでコートし、これでABO型既知の精漿希釈液中のA2SGPを捕捉した後、モノクローナル抗Aまたは抗Bを反応させ、生成物をペルオキシダーゼ標識抗マウスIgMで検出した。この方法で10人の512倍希釈精漿のABO型を正しく判定することができた。この方法は特異性と感度が高く十分実用に堪えると思われるが、さらに検体を増やすとともに、膣液・精液の混合物から精液のABO型を選択的に正しく判定できるかどうかを検討中である。 4.等電点電気泳動によるA2SGPの解析 A2SGPにABO決定基以外の多型性決定基があるかどうかについては結論が出なかった。ひき続き検討中である。
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