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肝癌に対するフリーラジカル反応を用いて、温熱・化学塞栓・放射線療法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 63570296
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 内科学一般
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

吉川 敏一  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (90158410)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードフリーラジカル / 肝癌 / ラジカル消去剤 / DSM / 温熱療法 / VX_2腫瘍
研究概要

肝癌に対するDSMとフリーラジカル発生抗癌剤の選択的動注療法の効果およびテリーラジカルの関与:一過性塞栓剤であめDSMは虚血再血流によりフリーラジカルを産生すると考えられ、またアドリアマイシンはフリーラジカル発生抗癌剤の1つである。家兎VXー2肝癌に対しDSM,アドリアマイシン,DSM+アドリアマイシンを肝動脈より動注し抗腫瘍効果を検討した。DSM単独では抗腫瘍効果は認められなかったが、アドリアマイシンと併用することにより有意な抗腫瘍効果を認めた。臨床的にも原発性肝癌26例にDSM化学塞栓療法を施行し、42%の抗腫瘍効果を認めた。さらにDSMとフリーラジカル発生抗癌剤の維腫瘍効果にフリーラジカルが関与することを明確にするため、家兎大腿VXー2腫瘍を用いてDSMとフリーラジカル発生抗癌剤の抗腫瘍効果に対するラジカル消去剤の抑制効果を検討した。DSMとアドリアマイシンにSOP、カタラーゼ、DMSOなどのラジカル消去剤を加え抗腫瘍効果を検討したところ、ラジカル消去剤の併用により抗腫瘍効果は減弱し、抗癌作用の1つにフリーラジカルの関与が示唆された。現在、フリーラジカル発生系(キサンチン・キサンチンオキシデース系、鉄・アスコルベート系)の直接注入による腫瘍縮小効果について検討中である。
2.肝癌に対するDSM、フリーラジカル発生抗癌剤の動注と温熱療法の併用効果:温熱療法は、その抗癌作用の1つに好中球からのスーパーオキサイド発生が考えられている。臨床的には原発性肝癌14例に施行し、57%の抗腫瘍効果を認めている。実験的には、現在、家兎VXー2大腿腫瘍を用いて、種々のラジカル消法剤の温熱療法に与える影響について検討中である。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 吉川敏一 他: 日本癌治療学会誌. 24. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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