研究課題/領域番号 |
63570305
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
堀内 篤 近畿大学, 医学部, 教授 (30088538)
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研究分担者 |
末吉 章浩 近畿大学, 医学部, 助手 (60171112)
佐藤 充重 近畿大学, 医学部, 助手 (70215854)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1989年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1988年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 担癌マウス / 同系骨髄移植 / 腫瘍退縮 / 脾細胞 / 骨髄非付着細胞 / IL-3 / IL-6 / 腫瘍増殖抑制因子 / 担癌マウス脾細胞 / 骨髄幹細胞 |
研究概要 |
DBA/2マウスにL1210を移植後にmildなchamotherapyを行い、さらに同系マウスの骨髄を移植すると、対照のmild chemotherapy単独投与群に比べて、移植腫瘍の退縮が著明である。また、同様のassayで骨髄移植を施行したマウスの血清を、mied chemotherapyした後の担癌マウスに静注すると、やはり移植腫瘍の退縮が認められた。以上の結果から、骨髄移植およびmild chemotherapyによって血清中に因子が誘導され、その因子が直接あるいは間接に腫瘍退縮に関与していることが示唆された。 そこで、in vitroの系でこの機序を解析するため、マイトマイシン処理L1210細胞、L1210移植マウスの脾細胞と骨髄の非付着細胞を混合培養し、上清中のcolony stimalating factor(SF)産生の状態、CAF活性の性状などを検討した。その結果は次の通りであった。 1.担癌マウスの脾細胞と骨髄非付着細胞を培養すると、骨髄非付着細胞が活性化された。 2.骨髄非付着細胞の活性化は、マウスの脾細胞と骨髄非付着細胞に含まれているT細胞との間に自己混合リンパ球反応が起こった結果による可能性が示唆された。 3.腫瘍細胞、担癌マウス脾細胞および骨髄脾付着細胞を混合培養すると、培養上清中にCSF因子が産生された。 4.培養上清中のCSF因子は、IL-3およびIL-6であることを確認した。 5.IL-3とIL-6を含む上清を用いて骨髄脾付着細胞腫瘍を培養すると腫瘍増殖を抑制する因子が産生された。
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