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慢性活動性EBウイルス感染症における病態解析とリンホカインによる治療の検討

研究課題

研究課題/領域番号 63570421
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関北海道大学

研究代表者

崎山 幸雄  北海道大学, 医学部付属病院, 講師 (80133734)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1988年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード慢性活動性EBウイルス感染症 / rIL-2 / EBウイルスDNA
研究概要

1.慢性活動性EBウイルス感染症児からEBウイルスDNAを抽出し、Southern blottingによりその解析を行なった。
慢性活動性EBウイルス感染症(CEBV)4症例と対象として健康人2例、伝染性単核球症患者1例よりその末梢血単核球培養または臍帯血単核球との混合培養を行ない、リンパ芽球細胞株を樹立した。培養細胞株よりDNAを分離し、制限酵素としてBamlllまたはEcoRIを用いて処理後電気泳動し、ニトロセルロース膜に転写、^<32>Pでラベルしたプローブと反応させオートラジオグラフィーを行なった。プローベにはEBNA-2AにpM-Bamll2,EBNA-2BにpJ-HKA-7を用い、コントロールとして2AにB95-8株、Raji細胞株、2BにJijoye細胞株を用いた。CEBVから樹立された4株、対象の3体は全て2A特異的プローベと強くハイブリダイズし、EB NA-2A型であることが明らかとなった。またCEBV4株のEBVは、EBNA-1をコードするBamIII-K領域、EBNA-2をコードするBamIII-H領域、EBNA-3をコードするBamIII-E領域に欠損は認められず、B95-8細胞株や既に報告されている欧米でのCEBV症例で見出されているEcoRI-C領域の欠損も解析した本邦のCEBV4症例では認められなかった。
2.CEBVの男児例についてNK活性、LAK活性を指標にrecombinat IL-2(rIL-2)を抗ウイルス剤(Ara-A)と伴に用いて治療し、rIL-2の使用によりNK活性、LAK活性が増強ささること、臨床症状の長期寛解導入が可能であったことよりCEBVの治療にはrL-2と抗ウイルス剤の併用は有効である可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 菊田英明: 日本小児科学会誌.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 富沢一浩: 免疫薬理. 6. 219-222 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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