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肝内受容体(センサー)による膵ホルモン分泌調節に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63570539
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

井上 修二  横浜市立大学, 医学部, 助教授 (40110697)

研究分担者 田中 克明  横浜市立大学, 医学部, 助手 (10201617)
研究期間 (年度) 1988 – 1989
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードグルコースセンサー / アルギニンセンサー / アラニンセンサー / ロイシンセンサー / 視床下部腹内側核破壊ラット / ストレプトゾトシン糖尿病ラット
研究概要

本研究は(1)正常ラットに認められる肝内グルコースセンサー、アルギニンセンサーが視床下部腹内側核(VMH)破壊ラットとストレプトゾトシン糖尿病ラットではどのように機能しているのか、及び(2)アルギニン以外のアミノ酸に対するセンサーが肝内に存在するのかを検討することを目的とした。実験はSD系雌ラットを用いて迷走神経肝臓枝切断後、無麻酔無拘束の条件下で、腹腔内グルコース及びアルギニン負荷後の血糖、血中インスリン、血中グルカゴンを測定した。その結果、(1)VMH破壊ラットでは迷走神経肝臓枝切断群は偽切断群と比較してグルコース及びアルギニンに対する血糖、インスリン及びグルカゴン分泌反応に差を認めなかった。一方、インスリン分泌予備能を保持したストレプトゾトシン糖尿病ラットでは迷走神経肝臓枝切断群は偽切断群と比較して血糖の低下とインスリン分泌反応の著明な亢進を認め、アルギニン負荷後のインスリン分泌反応も著明な亢進、腹腔内ロイシン投与後のインスリン、グルカゴン分泌亢進を認めたが、グルカゴン分泌反応には差を認めなかった。(2)正常ラットでは迷走神経肝臓枝切断群は偽切断群と比較して腹腔内アラニン投与後のグルカゴン分泌亢進を認めたが、グリシン、フェニールアラニン投与後のインスリン、グルカゴン分泌反応に差を認めなかった。以上の成績より(1)神経性伝達の高インスリン血症を有するVMH破壊ラットではグルコース、アルギニンセンサーは機能的にマスクされている。(2)低インスリン血症を有するストレプトゾトシン糖尿病ラットでは両センサの感受性亢進がある。(3)アルギニン以外のアラニン及びロイシンに対する肝内センサーが存在する可能性などが明らかになった。今後、アラニン及びロイシンセンサーの存在を電気生理学的に検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Shuji Inoue;Shinobu Satoh;Takando Fujii;Hajime Nagase;Katsuaki Tanaka;Yutaro Takamura: "Obesity in Europe 1988" John Libbey & Company Limitid, 113-120 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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