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乳癌の新しいホルモン感受性試験-Tamoxifen阻害法の開発と臨床 応用-

研究課題

研究課題/領域番号 63570588
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 外科学一般
研究機関東北大学

研究代表者

秋元 実  東北大学, 医学部 附属病院, 助手 (50167847)

研究分担者 佐々木 崇  東北大学, 医学部, 講師 (00124579)
大熊 恒郎  東北大学, 医学部 附属病院, 助手 (50160453)
植木 浜一  東北大学, 医学部 附属病院, 助手 (50193785)
里見 進  東北大学, 医学部附 属病院, 講師 (00154120)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1988年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードTAM阻害法 / 乳癌 / 内分泌療法
研究概要

Estrogen Receptor (ER) の測定系において、TA Mを加えてReceptorとの結合を阻害し、内分泌療法の効果予測に応用するた めの実験として、今年度は以下の実験成果を収めた。
DCC法にcold TAMを加えた。TAM阻害法の方法は確立し、 (TAM (+) 放射活性/TAM (-) 放射活性) ×100をTAM阻害率とした。DMBA 誘発ラット乳癌組織を用いて、DCC法とTAM阻害法との相関性を検討すると、約 80%の一致率が確認された。ヒト乳癌組織を用いた。DCC法とTAM阻害法の一 致率は、82%であり、ERのMonoclonal抗体による免疫組織染色では、 DCC法ではER陰性であるが免疫組織染色で陽性となったTAM阻害法陽性例が多 くTAM阻害法によるER測定の特徴が認められた。また、内分泌療法の効果予測の 観点から、DMBA誘発ラット乳癌の一部を切除して、TAM阻害法を行ないTAM による治療効果とTAM阻害法の結果との間の関連性につき検討したが、TAM阻害 法によりER陽性のラット乳癌ではTAMの効果が強く認められたが、陰性のもので はその効果はほとんど認められなかった。再発ヒト乳癌において、TAM阻害法を行 ないER陽性例において、TAMおよびMPAを中心とする化学療法を施行したとこ ろ、骨、肺転移11例において、PR6例、NC5例の結果が得られた。この検討は 、現在も続行中であるが、臨床的にもTAM阻害法が内分泌療法の新たなダイドライ ンになり得る可能性が示唆された。
これらの、実験的、臨床的事実は、第40回乳癌研究会、第26回癌治療学会に おいて発表し、第27回癌治療学会においても発表する予定である。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 秋元実: 癌治療学会誌. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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