研究課題/領域番号 |
63570648
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
吉野 肇一 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (10101982)
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研究分担者 |
深瀬 達 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (90199159)
鈴木 文雄 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50179248)
片井 均 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20169460)
大谷 吉秀 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20168983)
窪地 淳 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (10146607)
島田 敦 Keio University School of Medicine, resident (30216056)
松井 英男 Keio University School of medicine, resident (50209483)
會澤 健一郎 Keio University School of medicine, resident (20202442)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1990年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1989年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1988年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 癌 / 生物学的悪性度 / コラ-ゲン / prolylhydroxylase / 間質コラゲナ-ゼ / IV型コラ-ゲン分解酵素 / 3ーhydroxyproline / TIMP / 癌の進展 / 蛋白分解酵素 / IV型コラゲナ-ゼ / 癌の転移 / 胃癌 / I型コラゲナーゼ / IV型コラゲナーゼ / 基底膜 / IV型コラーゲン / 尿中3ーhydroxyproline |
研究概要 |
1.コラ-ゲン合成能について 〔材料と方法〕胃癌で切除された胃で、組織中のコラ-ゲン合成に関与するkey enzymeのprolylhydroxylase(PH)の活性を測定した。 〔成績〕PH活性は癌中心部と先進部で、癌隣接と遠隔の非癌胃粘膜でよりも高く、癌先進部のPH生活性は癌の病期の進行した例で高かった。 2.コラ-ゲン分解能について (1)臨床材料を用いた検討 〔材料と方法〕胃癌で切除された胃で、組織中の間質コラゲナ-ゼ(I ase)およびIV型コラ-ゲン分解酵素(IV ase)活性を測定した。 〔成績〕I aseおよびIV ase活性は癌先進部および癌隣接非癌胃粘膜で、癌中心部および遠隔非癌胃粘膜でよりも高く、癌先進部のIV ase活性はリンパ節転移の著明な例で高かった。 (2)尿中3ーhydroxyproline(3PH、IV型コラ-ゲンの代謝産物)の測定 〔材料と方法〕胃癌患者と健常人の早朝第一尿中の3HPをアミノ酸分析機で定量し、同時に定量した尿中creatinineで除した値で示した。 〔成績〕3PHは進行胃癌群で最も高く、次いで早期胃癌群であり、健常者群で最も低かった。 (3)細胞培養による検討 〔材料と方法〕各種株化胃癌細胞と線維芽細胞とを混合培養し、形態学的検討と、培養上清中のI aseおよびtissue inhibitor of metallo proteinase(TIMP)活性をゼラチン加SDSーPAGEで測定した。 〔成績〕高分化型腺癌では線維芽細胞に退縮性の変化を起こし、I ase活性は高く、TIMP活性は印環細胞癌で低かった。
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