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微細径ファイバーカテーテルを使用した血管内画像診断とレーザーの併用

研究課題

研究課題/領域番号 63570673
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関東京大学

研究代表者

山川 健太  東京大学, 医学部, 助手 (40200589)

研究分担者 佐々木 富男  東京大学, 医学部, 講師 (10134561)
斉藤 勇  東京大学, 医学部, 助教授 (20186927)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1988年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードmini-caliber fiberscope / vasculoscopye / spinalscopy / ventriculoscopy / thronbosis / aneurysm
研究概要

1微細径fiberscopeによる血管内観察のためには観察部位の血液を生食で置換する事が必須である。特に犬頸動脈は血管径が3.5〜4mmと太く,血流量も多いため,血流を完全にしゃ断するためのバルーンと十分量の生食を注入出来るフラッシュ孔が必要となった。最初に繁雑なカテーテル操作を避けるため,バルーン(0.5cc容量)とフラッシュ孔を併設した径1.2mmのfiberscopeを作製したが,バルーン容積が小さいための完全な血流しゃ断が困難である事,又フラッシュ孔も細く,十分量の生食注入が出来ず,血液を生食に置換する事が困難であった。そこで7F径の2-lumen,容量1.25ccのバルーンカテーテルを使用,1孔より0.75mmのfiberscopeを誘導,他孔をフラッシュ孔にする事により,血流しゃ断,生食のフラッシュも有効に行われ,鮮明な画像が描写されるに到った。2.透視下に股動脈より頸動脈にバルーンカテーテルを挿入,予め糸で結〓して作製した狭搾部をfiberscopeで確認した後,周部位をバルーンで圧迫,索引,内皮に損傷を加えると,30分後に同部位に血栓が形成されるのが観察された。3.犬頸動脈分枝部にて動脈瘤モデルを作製,瘤内の観察に成功した。4.Vasculoscopyの臨床応用としては内頸動脈閉塞症,頸静脈孔部腫傷による内頸静脈閉塞において閉塞部位の観察を行った。さらに微細径fibescopeをspinalscopeとして使用,脊髄動静脈奇形の診断を行った。又,ventriculoscopeとしても応用。出血による閉塞性水頭症においてモンロー孔の閉塞を観察した。5.今後犬血栓モデルにおいて血栓の経時的変化を観察するとともに,血栓予防薬や溶解剤の効果を検討する。動脈瘤モデルにおいては,瘤内に離脱式バルーンを挿入,瘤の閉塞過程を観察する。レーザーをfiberscopeに併設出来る様開発をすすめる予定である。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山川健太: CLINICAL NEUROSCIENCE. 6-3. 89 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 町田徹: 日本パラプレジア医学会雑誌. 2(1). (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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