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遺伝性高脂血ウサギ(WHHLrobbit)の頸動脈・脳動脈内膜肥厚病変の検索

研究課題

研究課題/領域番号 63570689
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関東邦大学

研究代表者

鮫島 寛次 (1990)  東邦大学, 医学部・脳神経外科研究室, 助教授 (70057636)

溝上 徹 (1988-1989)  東邦大学, 医学部, 助手 (00157520)

研究分担者 岩渕 聡  東邦大学, 医学部脳神経外科研究室, 助手 (30213309)
牛久保 行男  東邦大学, 医学部脳神経外科研究室, 講師 (50160239)
吉井 信夫  東邦大学, 医学部脳神経外科研究室, 教授 (60057453)
笠井 敬一郎  東邦大学, 医学部, 助手 (60183258)
鮫島 寛次  東邦大学, 医学部, 助教授 (70057636)
研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1990年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1989年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードWHHL rabbit / 頸動脈 / 脳動脈 / 内膜肥厚 / Carotid arteries / Intimal thickening / Atherosclerosis
研究概要

遺伝性高脂血症の実験モデルとして世界的に高い評価を得ているWHHLrabbitの頸動脈、頭蓋内動脈について内膜肥厚病変の形態学的検索を行い、さらにその発生率、狭窄度ならびに加齢、血清脂質との関係を検討した。1)頸動脈の内膜肥厚病変は横断面の検索では37羽74本中、36羽61本を高率に発生しており、うち56本は内頸外頸動脈分岐部に内膜肥厚を認めた。縦断面の検索では18本中14本と高率であった。2)形態学的には内膜の肥厚性変化が主体となっており、泡沫細胞、内膜筋細胞などの単核細胞が見られ、肥厚部では小顆粒状石灰小体がしばしば認められ、時に内弾性板の断裂を伴っていた。3)2ケ月齢にてすでに、内頸外頸動脈分岐部に内膜肥厚病変を認めており、以後約20ケ月齢までは分岐部を中心に直接的に肥厚を増すが、それ以後は頸動脈の中枢側から末梢側へと全体的に内膜肥厚が広がる傾向を示した。4)狭窄度と血中TC、TG値に相関関係は認められなかった。5)頸動脈肥厚病変に全く左右差は認められず、雄より雌に若干強い傾向を示した。6)頸動脈の内膜肥厚病変は初発月齢、発生率からみると大動脈のそれに似ているが、冠状動脈に比して早く発生し緩徐に進行するといえる。7)頭蓋内血管に内膜肥厚性病変は認めなかった。このことは、高脂血症や加齢因子だけでは脳動脈の内皮細胞間隙に特異的な変化を与え得ないと考えられる。8)WHHLrabbitは頸動脈の動脈硬化病変のモデル動物として高く評価されるが、脳動脈硬化症のモデルとしては他に何らかの付加因子(例えば、高血圧)が必要と思われる。

報告書

(4件)
  • 1990 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1989 研究成果報告書概要
  • 1988 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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