• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

植物性血球凝集素レクチンによる破骨細胞の分離

研究課題

研究課題/領域番号 63570714
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関近畿大学

研究代表者

糸数 万正  , 医学部・整形外科, 講師 (60122016)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1988年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードレクチン / 細胞アフィニティークロマトグラフィー / 破骨細胞 / ラット
研究概要

植物性血球凝集素レクチンは特定の糖鎖構造と特異的に結合する糖蛋白である。レクチンをリガンドとした細胞アフィニティークロマトグラフィーを用いラット破骨細胞を分離した。
方法:破骨細胞の分離には生直後SDラット頭蓋冠を用い、細胞分離にはWheat germ Lectin-Sepharose 6MB(小麦胚)を用いた。ラット頭蓋冠をMEM培養液内に細切し、0.2%コラゲナーゼ(Type-1)処理し、浮遊細胞とした。あらかじめ、PBS(-)PH7.2で緩衝したWGAレクチンSepharose-6MB 3mlと4.2×10^6個の浮遊細胞を100μmフィルターカラム内で15分間反応吸着した。まず、WGAに吸着されないWGA(-)細胞を50mlのPBS(-)で溶出し細胞数をカウントした。次に、レクチンに吸着されたWGA(+)細胞を分離するためにWGA特異結合単糖である0.1mg/mlのN-アセチル-Dグルコサミンを含むバッファーで溶出し細胞数をカウントした。
これらの細胞集団を各々FITC標識-WGAレクチンで染色し細胞分離がなされている事を組織学的に確認し、さらに、acid phosphatase染色およびalkaline phosphatase染色により細胞を同定した。
結果:先のレクチン非吸着WGA(-)細胞群では組織学的にFITC標識-WGAとの結合が弱く、acid Phosphatase染色陰性であったが、alkaline phosphatase染色は陽性であった。一方、WGAに吸着されたWGA(+)細胞群はFITC標識-WGAと強く結合し、acid Phsphatase染色陽性で、alkaline phosphatase染色は陰性であり、これらの細胞集団は破骨細胞と骨芽細胞との間で一般に言われているように互いに逆の染色性を示し、WGAに吸着されるものが破骨細胞で非吸着細胞は骨芽細胞と考えられた。また、分離された破骨細胞と骨芽細胞との細胞数の比は4:6であった。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 糸数万正 他: 日本整形外科学会誌. 63. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

URL: 

公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi