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新しい吸入麻酔薬の喘息重積発作緩解作用

研究課題

研究課題/領域番号 63570718
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 麻酔学
研究機関東北大学

研究代表者

古賀 義久  東北大学, 医学部 附属病院, 講師 (80004894)

研究分担者 佐藤 俊  東北大学, 医学部附属 病院, 医員
皆瀬 敦  東北大学, 医学部附属 病院, 助手 (00194663)
最首 俊夫  東北大学, 医学 部附属病院, 助手 (30201502)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード喘息重積発作 / ロイコトリエン / 吸入麻酔薬 (セボフルレン) / モルモット 気管平滑筋 / 等尺性張力 / 気管上皮誘発性弛緩物質 (EDRF)
研究概要

63年度に本研究あてに支給された科学研究費補助金 (200万円) の 内、設備備品費支出は1,295,500円で主として摘出気管平滑筋の張力測定シ ステム (恒温槽、アンプ、トランスデューサー等) の拡充に当て、ロイコトリエンの 血中濃度測定は外注とした。消耗品費は計535,752円で混合ガス、吸入麻酔薬 、モルモット、サンプリング用インジケーター等に充当した。調査ならびに研究打合せ 旅費は169,980円であり、以上を総計すると2,001,132円となり、不 足学 (-1,132円) は預金利息で充当された。
研究成果に関しては、in vitroで各種吸入麻酔薬特にセボフルレンが、 ロイコトリエン誘発性気管平滑筋に対し有意な弛緩作用を示し (雑誌、J.Anes thesiaの投稿中) 臨床応用への有用性が示唆された。しかしICU収容喘息患 者の血中ロイコトリエンは測定時期や手技にも難しい問題があり、血中濃度と重積発 作との相関関係は得られなかった。しかも、吸入麻酔薬使用によるロイコトリエン濃 度の低下傾向はつかめなかった。以上結論的にはin vitroとin vivo での研究結果に一致がみられず、当初の目的を満足する成績とはならなかった。おそ らく臨床的には喘息発作時の病態は必ずしもSRS-Aに起因するものではなく、多 彩であることが最大の理由として挙げられる。今後は気道の上皮の果たす役割につい て、EDRF (epithelium derived relaxing fac tor) の関与を中心に引き続き気道攣縮発作のメカニズムを明らかにしていくつも りである。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 古賀義久: 臨床看護. 15. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 古賀義久: Japan Journal of Pharmacology. 49. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 古賀義久: Journal of Anesthesia. 3. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 古賀義久: "集中治療医学大系III (急性呼吸不全の薬物療法)" 朝倉書店, 313-320 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 古賀義久: "麻酔前リスクファクターと対策1.麻酔前臨床検査成績" 克誠堂, (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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