研究課題/領域番号 |
63570727
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
麻酔学
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研究機関 | 香川医科大学 |
研究代表者 |
白川 洋一 香川医科大学, 医学部附属病院, 助教授 (90134600)
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研究分担者 |
小倉 真治 香川医科大学, 医学部附属病院, 助手 (30185566)
塚本 郁子 香川医科大学, 医学部, 助手 (10183477)
飴野 清 香川医科大学, 医学部, 助教授 (50019626)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1989年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1988年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 農薬中毒 / 有機リン剤 / fenitrothion / 高圧液体クロマトグフフィ- / コリンエステラ-ゼ / 高圧液体クロマトグラフィ- / 有機リン / 急性中毒 |
研究概要 |
1.fenitrothionとその主代謝産物である3-methyl-4-nitrophenol(MNP)の血清中・尿中濃度測定法をHPLCにて確立した。標品の回収率は、血清試料でfenitrothion92.1±3.00%、MNP90.0±2.92%、尿試料ではfenitrothion73.5±4.26%、MNP88.2±1.65%であった。 2.エルマン法に基づく赤血球acetylcholinesterase活性の測定条件を確立した。 3.fenitrothionの急性中毒5例にfenitrothionとMNPを測定し、次の結果を得た。(1)fenitrothion血清中濃度の再上昇が比較的早期に起こりうる。(2)その再上昇が症状再燃と遷延の原因になりうる。(3)fenitrothionからMNPへの代謝過程には症例差が大きく、PAMがfenitrothion代謝に影響した可能性がある。 4.有機リン急性中毒17例に血清ChEおよび赤血球AChE活性の回復過程を検討し、以下の結論を得た。(1)有機リン中毒後の酵素活性回復には、低迷期、直線的上昇期、プラト-移行期が区別できる。(2)血清ChE活性の直線的上昇期は中毒薬物によって様相が異なった。水に難溶のfenitrothionの中毒では、上昇時期が臨床症状の改善とある程度一致し、上昇速度は酵素の生成によって規定される。(3)赤血球AChE活性の直線的上昇期は血清ChE活性よりも遅れて始まり、もっぱら赤血球の生成に依存した。 5.ウサギを用いた亜急性中毒モデル作成の試みは、エタノ-ルに溶解したfenitrothionを静脈内投与、筋肉内投与、腹腔内投与などの経路、投与量と投与間隔の検討を進めているが、最適なモデルの確立には至っていない。
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