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胃の感覚に関する形態学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 63570729
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 麻酔学
研究機関佐賀医科大学

研究代表者

十時 忠秀  佐賀医科大学, 医学部, 教授 (20038722)

研究分担者 安里 文雄  佐賀医科大学, 医学部, 助手 (40159372)
谷口 良雄  佐賀医科大学, 医学部, 講師 (00145210)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1988年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード胃の感覚線維 / WGA-HRP
研究概要

胃の感覚は上部胸神経より腰神経にかけての脊髄神経節細胞により支配されていることが、変性実験やHRPの逆行性軸索内輸送を用いた実験により報告されている。我々は胃壁にWGA-HRPを注入し標識細胞が第3胸神経から第1腰神経の脊髄神経節に存在し、特に第5-7胸神経の神経節には多くの標識細胞が存在することを確かめている。
今回は従来の研究で標識細胞が認められた脊髄神経節にWGA-HRPを注入し、胃におけるWGA-HRP標識線維の分布、つまり脊髄神経節由来の線維の分布を観察した。
<方法>第4胸神経より第2腰神経までの脊髄神経節に2%WGA-HRPの生理食塩水溶液を各2μl注入し、術後2-3日後に灌流固定をおこなった。固定した胃を漿膜面より連続に凍結切片を作成し、TMBを用い組織化学的処理を行い、暗視野で鏡検した。
<結果>(1)WGA-HRP標識線維は、上部胸神経の脊髄神経節の注入例では、幽門附近に多く観察された。(2)注入脊髄神経節に対する明確な局在性は認められなかった。(3)上部胸神経の脊髄神経節由来の線維と下部胸神経の脊髄神経節由来の線維の分布はオーバーラップしていた。(4)多くの標識線維は数本の線維束として、やや太い血管に伴走して大弯より胃内に入り、筋層内を蛇行し、粘膜固有層では1本ないし2本ぐらいの線維に別れ、粘膜上皮直下に達していた。(5)小弯より胃に入る線維もみられたがその数は大弯側が多かった。(6)噴門部および幽門の括約筋には多くの標識線維が観察された。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 森本正敏、谷口良雄、原野清、十時忠秀: 日本疼痛学会誌. 3(1). 35 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] T.Yokota,;F.Asato,etal: J.of Neurophepiology. 60. 714-727 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] F.Asato,;T.Yokota.: Brain research.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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