• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

奇形発現域値の低い集団における麻酔薬の安全性に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 63570731
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 麻酔学
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

山田 守正  藤田保健衛生大学, 医学部・麻酔学, 助手 (00121450)

研究分担者 夏目 長門  愛知学院大学, 歯学部第二口腔外科学, 講師 (90183532)
新井 豊久  藤田保健衛生大学, 医学部麻酔学, 教授 (10084568)
研究期間 (年度) 1988 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1989年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1988年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード口唇・口蓋裂 / 麻酔薬 / 催奇形成 / A / J系マウス / 催奇形性 / A@J系マウス / 麻酔ガス被爆 / 奇形発現域値の低い集団における麻酔薬の安全性に関する実験的研究 / 口唇口蓋裂 / 薬物による催奇形形成 / 口唇口蓋裂自然発生マウス
研究概要

疫学的研究により女性の手術室従事者に、奇形児出生の確率が高いことが報告され、従来より用いられている揮発性麻酔薬の催奇形成が注目されているが、その詳細な因果関係は明らかではない。我々はこの3年間にddY,A/Jの2系統のマウスに対して、妊娠初期(11日目)胎仔の器管形成期に一致させて、ハロセン,エンフルレン,セボフルレン,(イソフルレン)の4種類の吸入麻酔薬を一定時間(8時間)吸入被曝させた。そして、妊娠18日目に帝王切開し、その胎児への催奇形成(口蓋裂発現率)、および吸入酸素濃度とその発現率の増減などの関係について実験的研究を行った。その結果、
1)ハロセン0.5%とO_221%、2l/min.のcarrier gasで吸入被曝させると、A/J係マウスの口蓋裂発現率は、35.70%であった。
2)エンフルレン0.5,0.75,1.0%とO_221%、2l/min.のcarrier gasで吸入被曝させると、A/J系マウスの口蓋裂発現率は、8.20,13.00,14.20%であった。
3)セボフルレン0.5,1.0,1.5,2.0%とO_221%、2l/min.のcarrier gasで吸入被曝させると、A/J系マウスの口蓋裂発現率は、0.00,10.30,12.80,16.20%であった。
4)carrier gasの吸入酸素濃度を増加(O_260,100%)させると、口蓋裂発現率は、減少傾向を示した。
従って、ハロセン,エンフルレン,セボフルレン,(イソフルレン)の吸入麻酔薬の麻酔作用が、胎仔器官形成期におよぼす影響(催奇形成)は、少なからず無視できないと考えられる。さらには、母獣から胎仔への十分な酸素供給の保持、または、増加が口蓋裂発現率の増減に大きく関与していることが示唆された。

報告書

(4件)
  • 1990 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1989 実績報告書
  • 1988 実績報告書

URL: 

公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi