研究課題/領域番号 |
63570831
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
白神 史雄 岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (50187530)
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研究分担者 |
河西 庸二郎 岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (80211184)
豊田 英治 岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (70207645)
松岡 徹 岡山大学, 医学部・附属病院, 講師 (10165780)
小山 雅也 岡山大学, 医学部附属病院, 助手 (50195880)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1990年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1989年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1988年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 脈絡膜循環 / モノヨード酢酸 / 暗順応 / 明順応 / 水素クリアランス法 / 網膜外層 / 視細胞障害モデル / 網膜色素上皮細胞障害 / 脈絡膜組織血流量 / オルニチン / 水素フリアランス法 / モノヨ-ド酢酸 / 網膜色素上皮細胞障害モデル / 網膜剥離 |
研究概要 |
脈絡膜循環障害により網膜変性が生じることは周知の事実であるが、逆に網膜外層の変化によって脈絡膜循環がどのように変化するかについては不明である。そこでこの課題について、網膜外層障害モデルの脈絡膜血流量を測定し検討した。 実験動物は白色ウサギを使用し、水素クリアランス法によって脈絡膜組織血流量を測定し、組織変化と対比した。 モノヨード酢酸による網膜外層障害モデルでは、視細胞、網膜色素上皮細胞の変性消失にともなって脈絡膜組織血流量は減少した。組織学的にも網膜外層の変化に続発して脈絡膜毛細血管の消失が部分的に生じていた。特に網膜色素上皮細胞の消失部位で脈絡毛細血管が消失し、一方網膜色素上皮が残存しているところでは脈絡膜毛細血管はよく保存されていた。一方、暗順応、明順応といった可逆性の機能的変化を網膜外層に与えた実験では、脈絡膜組織血流量には変化がみられなかった。 以上から、網膜外層の不可逆性の変性によって脈絡膜循環が障害され、組織学的にも脈絡膜毛細血管が消失することが判明した。しかし暗順応や明順応といった可逆性の網膜外層の変化には、豊富な血流量を有する脈路膜循環は影響を受けないことが示された。
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