研究課題/領域番号 |
63570848
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
永井 教之 岡山大学, 歯学部・口腔病理学講座, 教授 (90085770)
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研究分担者 |
赤木 巧 岡山大学, 歯学部・口腔病理学講座, 教職員 (50192878)
辻 孝憲 岡山大学, 歯学部・口腔病理学講座, 助手 (50201637)
小野 俊朗 岡山大学, 歯学部・口腔病理学講座, 助手 (50185641)
竹下 信義 岡山大学, 歯学部・口腔病理学講座, 助教授 (00118275)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1988年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 顎骨増生法 / インプラント / アパタイト / マクロファ-ジ / 骨芽細胞 / 石灰化 / 微小環境 / 骨髄 / 初期石灰化 / 脂肪細胞 / オステオアンキロ-シス / マクロファージ / 表面荷電 / 顎骨骨髄 |
研究概要 |
高齢化社会に於ける重要課題の一つに、歯牙喪失による咬合機能の喪失がある。それによって文化的生活を回復するために、咬合機能を回復させる基本的医療として顎骨増生法や歯科インプラントがある。これらの術式及び適応症の選択に当たって、顎骨の造骨細胞の分化を調節し積極的に骨誘導する機構を開発することである。 初年度に於ては、合成アパタイトの表面性状と細胞応答との相関を検討した。骨芽細胞の分化とマクロファ-ジの出現にカップリングがあることを示した(白須賀、他)。マクロファ-ジはアパタイトをライソジ-ム(Apatitosome)で分解することを明らかにした(永井)。歯科インプラントが顎骨内に安定するためには、オステオアンキロ-シス(骨接着、骨結合)が必要であることを示した(赤木)。次年度に於ては、Invitroの研究により、それらの因子を多面的に検討した。アパタイトと骨原性、培養細胞(HOS)、アパタイトと培養外骨膜、骨随細胞の多分化能について検討した。(竹下、小野、辻)合成アパタイトはその界面で既成マトリックスとして作用して、その石灰化に関与し、微小環境が骨芽細胞の分化を調節していることを明らかにした。 以上の結果から顎骨骨随細胞の骨芽細胞の分化・石灰化には微小環境(PHCa濃度)が関与し、合成アパタイトもそれに積極的に関与していること示唆した。
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