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ヒト正常歯肉線維芽細胞のコラーゲン代謝の制御に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63570885
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関国立予防衛生研究所

研究代表者

今井 奨  国立予防衛生研究所, 歯科衛生部, 主任研究官 (80072958)

研究分担者 西沢 俊樹  国立予防衛生研究所, 歯科衛生部, 主任研究官 (00072942)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード歯肉線維芽細胞 / 細胞外マトリックス / コラーゲン / フィブロネクチン
研究概要

歯肉線維芽細胞の産生する、コラーゲンをはじめとする細胞外マトリックス(ECM)代謝の研究のため、はじめにヒト歯周組織細胞の調製を行った。20〜49歳のヒトの矯正治療時に抜去した正常歯牙および炎症症状のない水平埋伏智歯に付着している歯肉、歯根膜片及び骨を剥離し、Brunetteらの方法に従って培養した。培養4〜10日後に組織片の周囲に出現した細胞のSubcultureを行い、4名4個の歯牙から8種の線維芽様細胞を得た。これらの中から、歯肉および歯根膜由来の線維芽様細胞(それぞれG16細胞とPL5細胞)と市販の樹立株である歯肉線維芽細胞(Gin-1)を以下の実験に供した。なお、G16はGin-1同様、アルカリ性ホスファターゼ(ALP)活性を殆ど示さなかったが、PL5は強いALP活性を示した。また、いずれもリポ多糖で刺激してもIL-1を産生しなかった。
ECMの定量のために、ELISAを用いた定量系を確立した。タイプIコラーゲン、フィブロネクチン(FN)、ラミニンをウサギに免疫した結果、抗FN抗体、抗ラミニン抗体を得ることができた。抗コラーゲン抗体は得られなかったので市販抗体を用いた。ELISAによる定量範囲は、FN、ラミニンが20〜1000ng/ml、コラーゲンが0.5〜10μg/mlであった。3種の線維芽(様)細胞をビタミンC、デキサメサゾン、cAMP、組換えIL-1β、リポ多糖、マクロファージ培養上清、T細胞培養上清で処理し、培養液中に産生されたFNおよびプロコラーゲンを定量した結果、FN量はいずれの細胞でも対照(約4μg/ml)と大差なかったが、プロコラーゲン量(Gin-1の対照で約2μg/ml)は、リポ多糖処理で亢進し、T細胞上清処理で阻害された。今後、プロコラーゲン量の変動メカニズムをより詳細に検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 今井奨 他: 口腔衛生学会雑誌. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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