研究課題/領域番号 |
63570899
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
岩山 幸雄 朝日大学, 歯学部, 教授 (70028744)
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研究分担者 |
渋谷 俊昭 朝日大学, 歯学部, 助手 (40206149)
NISHINO Watari Asahi University School of Dentistry
NAGAHASHI Michihiro Asahi University School of Dentistry
MURAHASHI Yoshinobu Asahi University School of Dentistry
永橋 理宏 朝日大学, 歯学部
西野 恒理 朝日大学, 歯学部
村橋 慶宣 朝日大学, 歯学部
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1989年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1988年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | デルマタン硫酸 / プロテオグリカン / 歯肉溝滲出液 / 歯周炎 / グリコサミノグリカン / 歯肉結合組織 / 歯肉組織 / 歯周結合組織 / エライザ法 |
研究概要 |
交付申請書実施計画の(1) 成人型歯周炎患者の歯肉溝滲出液(GCF)のグリコサミノグリカン(GAG)は、ヒアルロン酸とデルマタン硫酸であった。歯周初期治療後には術前に比して、ヒアルロン酸の減少とデルマタン硫酸の消失が認められた。 交付申請書実施計画の(2) 酵素免疫測定法によりGCFのプロテオグリカンGAGを測定した結果、コンドロイチン硫酸(C4S、C6S)、デルマタン硫酸が15ー1000ngの範囲で測定可能であった。イヌの実験的歯周炎におけるGCF-GAGを本法により測定した結果、デルマタン硫酸は急性炎症期(組織破壊期)よりは慢性炎症期(破壊と修復の共存期)に増加することが分った。 交付申請書実施計画の(3) ラット脱灰歯周組織においてC4S、C6S、デルマタン硫酸の存在をモノクロナ-ル抗体を用いて免疫組織化学的に検討した結果、C4S、デルマタン硫酸は歯肉、歯根膜に広く分布し、とくにデルマタン硫酸はコラ-ゲン線維に沿って強い染色性を示した。またC4S、デルマタン硫酸は歯槽骨のハ-パ-ス管、骨小腔の内部、セメント質のセメント小窩やシャ-ピ-線維の埋入部に認めた。 以上の結果から、歯肉溝滲出液のデルマタン硫酸は歯肉ならびに歯根膜結合組織破壊の一指標になる可能性が示唆された。
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