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外胚葉異形成症の歯の形成障害に関する研究ー疾患モデル動物としてのメキシカン・ヘアレスドッグー

研究課題

研究課題/領域番号 63570975
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 小児・社会系歯学
研究機関愛知学院大学

研究代表者

今村 基尊  愛知学院大学, 歯学部, 講師 (00142563)

研究分担者 子安 和弘  愛知学院大学, 歯学部, 助手 (50183348)
研究期間 (年度) 1988 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1990年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1989年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1988年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード外胚葉異形成症 / 歯牙形成 / 疾患モデル動物 / メキシカン・ヘアレスドッグ / 葉牙形成
研究概要

農林水産省家畜衛生試験場実験動物研究室と日本農産工業K.K.中央研究所筑波試場で実験動物化の試みがなされている、メキシカン・ヘアレスドッグ由来犬の歯牙形成、特に歯数異常についてX線写真及び肉眼観察を行い、以下の結果を得た。
1.歯数の欠如
1)欠如歯数は、10.2歯(Hl×Be:家衛試)、14.7歯(Hl×Be:農産工)、4.9歯(Hl×Hl:家衛試)であり、研究所および親のtypeによる差が認められた。
2)欠如歯の多く認められた歯種は、上下顎小臼歯群、上顎犬歯、下顎犬歯、上顎前歯群、下顎前歯群の順であった。
3)1頭あたりの欠如歯数に性差は認められなかった。
4)交配がすすむにつれて、欠如歯数が変化する傾向は認められなかった。
5)1頭のヘアレスの個体(♂)で、全ての歯の存在が確認できた。このことより、「ヘアレスの遺伝子と歯数不足を起こす遺伝子とは単一であり、表現型に変異がある。」または「ヘアレスの遺伝子と歯数不足を起こす遺伝子とは別の遺伝子で、その遺伝子間距離は極めて近い。」とする2つの可能性が示唆された。この個体は子孫を残さずに死亡した。
6)コントロ-ルとして観察した無毛同士の間に生まれた有毛の個体、及びビ-グルと無毛の間に生まれた有毛の個体には、歯数の欠如が認められなかった。
2.歯の形態の異常
1)ヘアレスの個体の前歯は、続節が無く円錐形をしていた。
2)ヘアレスの個体の前歯部には、癒合歯が比較的多く認められた。
御協力・御助言を頂きました、神戸大学農学部教授後藤信男先生、農水省家衛試実験動物研究室の福田勝洋先生、日濃工K.K.中央研究所の大島誠之助先生をはじめとする諸先生方に深謝いたします。

報告書

(3件)
  • 1990 実績報告書
  • 1989 実績報告書
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 子安 和弘・今村基尊: "メカシカン・ヘアレスドッグ由来犬ー歯牙形成ー" ラボラトリ-アニマル. 4(5). 21-22 (1987)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 今村 基尊・子安 和弘: "メキシカン・ヘアレスドッグ由来犬の歯牙形成ー外胚葉異形成症の疾患モデル動物ー" 歯基礎誌.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 子安和弘,今村基尊: "メキシカン・ヘアレスドッグ由来犬-歯牙形成-" ラボラトリ-アニマル. 4(5号). 21-22 (1987)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 子安和弘: ラボラトリーアニマル. 4(5号). 21ー22 (1987)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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