研究課題/領域番号 |
63570982
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
相見 則郎 千葉大学, 薬学部, 助教授 (30009170)
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研究分担者 |
北島 満里子 千葉大学, 薬学部, 教務職員 (60195261)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1989年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1988年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | アカネ科 / Uncaria属 / Ophiorrhiza属 / インド-ルアルカロイド / オキシインド-ルアルカロイド / Camptothecin / Pumiloside / Deoxypumiloside / Urcaria属 / pumiloside / オキシインドール / アルカロイド / 配糖体 / カンプトテシン / 構造決定 / 合成 / 生合成 |
研究概要 |
タイ産アカネ科植物Uncaria salaccensisの新規変形インド-ルアルカロイド:標記植物よりこれまで全く知られていなかったセコ形オキシインド-ルアルカロイド4種を見いだし、構造を明らかにするとともに合成に関する研究を行った。すなわち第1番目のアルカロイドSalacin(US-6)について、Δ^<20、21>のエナミン二重結合の酸化開裂によって生成したと考えられるD環境セコ形の変形アルカロイドであることを明らかにし、オキシトリプタミンと、対応するアルデヒドを原料としてd1体を合成することに成功した。第2、第3のアルカロイドUS-7およびUS-8も同じ構造グル-プに属する。既知天然アルカロイドからの誘導および全合成の両方の試みを行ったが目的を達するには至らなかった。第4番目の変形アルカロイドUS-9は新規タイプC環セコオキシインド-ルアルカロイドで、構造解析の結果3-0xo-7-hydroxy-3,7-secorhynchophyllineであると推定された。そこで既知天然アルカロイドrhynchophyllineを原料とし、化学変換を行って、これを確認した。 アカネ科Ophiorrhiza属植物チャボイナモリの変形インド-ルアルカロイド:チャボイナモリから抗腫瘍性天然物質Camptothecinとともに新タイプの変形インド-ルアルカロイドPumiloside,Deoxypumilosideを得た。TryptamineとSecologaninを原料としてPumilosideとその3位異性体3-Epipumilosideを合成し立体構造を確認した。この物質はCamptothecinの生合成仮説上、Strictosidine,Strictosamideに続く、いわゆる“Poststrictosamide Biosynthetic Events"と称される未知の部分の鍵化合物と目されるものであって、かねてから天然界における存在が予測されていいたものである。更に標記植物の含有アルカロイドの精査の結果、カルボキシル基を有するGlucoalkaloidを得て、これがStrictosidic acidであることを明らかにした。
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