研究課題/領域番号 |
63570995
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
化学系薬学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
酒井 浄 九州大学, 薬学部, 教授 (90153840)
|
研究分担者 |
舟越 和久 (船越 和久) 九州大学, 薬学部, 助手 (50037579)
末宗 洋 九州大学, 薬学部, 助手 (20095897)
|
研究期間 (年度) |
1988 – 1989
|
研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
|
配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1989年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1988年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
|
キーワード | リモ-ネン / プロスタグランジン / ロジウム(I)錯体 / 立体選択的閉環反応 / リモーネン |
研究概要 |
本研究の期間中に得られた成果について、その概要を示す。 1.PGE_2,PGF_<2α>の合成研究 リモ-ネンの有するキラルティ-を利用し、当初計画した合成ル-トに従い、PGE_2までの合成にはほぼ成功した。しかしながら、最終段階における収率に難点があり、さらに検討を継続中である。 2.プロスタグランジン類親規合成ル-トの開発 (1)独自の手法により光学活性γーラクトンの合成法を開発した。さらに本化合物への立体選択的1,4付加反応に引き続く、分子内アルキル化反応を見い出した。これらの反応を利用することにより、リ-デオキシPGの簡易合成法を開発することができた。 (2)シクロペンテノン類がシリカゲルによる触媒作用で、容易に空気酸化を受けることを見いだした。ここで得られた多官能性シクロペンテノン類は合成化学上極めて有効と考え、微生物還元による不斉導入を試み、これに成功した。本手法を応用し、新規PGE_1合成法を開発することができた。
|