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高等植物のアスパラギン結合型糖鎖の構造と生合成酵素

研究課題

研究課題/領域番号 63571054
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

石原 英子  名古屋市立大学, 薬学部, 助教授 (90080192)

研究分担者 千葉 拓  名古屋市立大学, 薬学部, 助手 (10094385)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード高等植物由来アスパラギン結合型糖鎖 / キシロース含有アスパラギン結合糖鎖 / 高等植物糖鎖の生合成
研究概要

研究の目的:これまで高等植物における糖タンパク質の生合成マップの空白を埋めることを目的に糖鎖構造の解析を行ってきた、最近、筆者らはNーアセチルラクトサミン型の糖鎖(1)をはじめとする6種の糖鎖をシカモア(Sycamore、カエデの一種)の細胞培養液由来ラッカーゼに見い出した。この型の糖鎖は植物界では無とされていたものである。この構造を見ていると生合成に必要な酵素が浮き彫りにされ、生合成マップのかなりの部分が明らかになる可能性があり、これらの生合成酵素の存在を立証することが目的であった。
研究の成果:目的とする生合成転移酵素の検出用の受容体を調製するためにパイナップルーブロメラインに存在するオリゴ糖(2)の切り出しを行った。この際、ヒドラジン分解ーNーアセチル化法とアーモンド由来のグリコペプチダーゼ法を比較した。後者の酵素で切り出した場合は得たオリゴ糖鎖の非還元末端に酸性を示す残基が結合しており、この残基はシアル酸ではなく、ヒドラジン分解によりオリゴ糖鎖から切断されるものであった。また、この残基はオリゴ糖鎖の構造を解析するため、蛍光標識(2ーアミノピリジル化)によっても切断された。目下、この残基を解析中であるが、これが解明されると、高等植物由来のアスパラギン結合型糖鎖の生合成マップの重要な個所が明らかになると思われる。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Eisuke Tsuda: Biochemistry. 27. 5646-5654 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Noboru Tomiya: Biochemistry. 27. 7146-7154 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 荒川正一: 衛生化学. 35. 68-72 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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