研究課題/領域番号 |
63571118
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
看護学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
吉武 香代子 千葉大学, 看護学部, 教授 (10003625)
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研究分担者 |
須永 幸 (桜井 幸) 千葉大学, 看護学部 (20196132)
池田 佳由理 千葉大学, 看護学部, 助手 (90222877)
中村 由美子 東京都立医療技術短期大学, 助手 (60198249)
中村 美保 千葉大学, 看護学部, 助手 (40207923)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1990年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1989年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1988年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 小児病棟 / 面会 / 面会時間 / 面会の規則 / 規定面会時間 / 付添率 / 父親の面会 / 付添い率 / 母親の参加 |
研究概要 |
昭和60年から3年間、“小児看護における母親の參加に関する研究"を行って来た。この度の研究は,母親の參加の一つの形である面会の効果的な運用をめざして、面会の実態を明らかにし、検討したものである。 第一段階として、小児病棟における面会の概要について質問紙による全国調査を行ない、面会の規則には制限の嚴しいものから殆ど制限のないものまで、大きな巾があることを知った。もっとも標準的な面会時間は15時〜19時、毎日であり、規則には付添率による相違がみられた。 実態調査は、まず関東地方の1県の17の小児病棟において、面会人の小児病棟への滞在時間、面会中の行動等を観察し、面会人は平日でも94%であり、付添率により母親の行動が異なること等が見出された。 次いで、付添率が低く、規則が明確でしかも守られている病棟、及び付添率が高く規則の緩やかな病棟において、面接と質問紙による母親の意識、希望等の調査、母親に同行する幼い同胞の扱いの観察等、さまざまま角度から面会の実態、面会に伴う家族の問題等の堀り起しに努めた。父親の面会についても調査を行なった。 この結果、前者では規定面会徳間に合わせて面会が行われていること、規定面会時間が長いと個々に都合のよい時間が選択されること、面会人は小児の精神的満足を考え、世話が第一ではないこと等がわかった。後において面会は柔軟というより無規則に近いものもあること、面会人は自分の生活に合わせて自由に、あるいは勝手に面会の時間を選び、面会は小児の世話をするためと考えていること等がわかった。 同胞については、殆どすべての病院で入院児との接触がみられた。母親は面会中、入院児の生活の様子や病状についての説明を望んでいた。面会時間が選択出成るとすれば、母親は午前中を、父親は終了時間の延長を希望するものが多かったが、24時間自由面会は支持されなかった。
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