研究課題/領域番号 |
63580024
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報学
|
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
海尻 賢二 信州大学, 工学部, 助教授 (80115336)
|
研究期間 (年度) |
1988 – 1990
|
研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
|
配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1990年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1989年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1988年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
|
キーワード | キ-ワ-ド アイコン / プログラミング / インタ-プリタ / プログラミング言語 / キ-ワ-ドアイコン / アイコン / プログラミング環境 / ビジュアルプログラミング / オブジェクト志向 / プログラム診断 / オブジェクト指向 |
研究概要 |
従来型のテキストをベ-スとしたプログラミングシステムの欠点を克服するものとして図形(以上アイコンと称す)をベ-スとしたプログラミングシステムを設計し、ワ-クステ-ション上で実現した。交通標識等の例をあげるまでもなく、アイコンの万国共通性は明らかである。また小学校等での計算機教育を考えた場合、概念的なテキストに基づくプログラミングよりも、直感に訴えるアイコンに基づくプログラミングのほうが有効である。このようなアイコニックプログラミングシステムを実現するためには次の2つの問題を解決する必要がある。 (1)アイコニックプログラミングシステムにおいては単にテキストベ-スのプログラミング言語(BASIC、PASCAL等)の命令をアイコン化したのでは十分ではなく、アイコン及びその動きが操作を表すようなものでなければならない。そこでアイコンに基づくプログラミング言語を設計する。 (2)計算機は基本的にはテキストを扱うように作られている。そのためアイコンの操作は繁雑なものとなり、イメ-ジとしては初心者に適しても、操作となると必ずしも適しているとは言えない。そこでキ-ボ-ド及びマウスを使って簡便にアイコンを取り扱うアイコン操作システムを実現する。 以上の観点から以下の事を行なった。 1)アイコン操作システムの実現 アイコニックプログラミングにおいて、アイコンとは意味を持った対象であり、その間の接続は、接続したアイコンまたその位置関係に依存した意味をもつ。その様なアイコンを簡単に取り扱える様に、アイコンエディタともいえるアイコン操作システムを実現した。 2)アイコニックプログラミング言語の設計 3)アイコニックプログラミングシステムの完成 アイコン操作システムをベ-スとして、アイコニックプログラミング言語の解釈、実行系を実現した。 4)アイコニックプログラミングシステムのの評価 アイコンを基本要素として使うことの長所、短所を実現したプロトタイプを元に評価した。
|