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サルレトロウイルス感染サルの免疫機能とウイルス感染経路の解明

研究課題

研究課題/領域番号 63580035
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 実験動物学
研究機関京都大学

研究代表者

速水 正憲  京都大学, ウイルス研究所, 教授 (40072946)

研究分担者 太田 芳宏  東京大学, 医科学研究所, 教務職員 (50176905)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1988年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードサルT細胞白血病ウイルス / サル免疫不全ウイルス / リンパ球幼若化能 / キラー細胞 / 垂直感染
研究概要

1.(1)自然感染サルリンパ球の幼若化
STLV-I感染アフリカミドリザルおよび非感染サルリンパ球のマイトジェンに対する反応性を検討した。その結果両者に有意な差は認められなかったものの、マイトジェン非存在下でSTLV-I感染サルリンパ球の自発的DNA合成が認められ、その細胞はウイルス抗原およびTac抗原陽性であった。また、これらの細胞のマイトジェン非存在下の培養上清中にはIL-2活性が検出された。
SIV自然感染アフリカミドリザルにおいては非感染サルと同様な反応を示した。
(2)STLV-I自然感染サルのキラー活性
自然感染アフリカミドリザルのキラー活性能を測定し、末梢血中の異型細胞の出現率との関係を検討した。その結果、異型細胞が多くみられ、白血球数もやや高いサルでは自己の感染リンパ球に対するキラー活性がin vitroでの刺激なしに検出された。異型細胞数が少なく、また白血球数に変化がみられなかったサルでは、同様にキラー活性がみられたが、異型細胞数が多かったサルよりはその活性は低かった。このT細胞によるウイルス抗原特異的な反応と、NK・LAK細胞によると思われる非特異的反応とによることが判明した。
2.SIV自然感染サルのウイルスの体内分布:SIV抗体陽性アブリカミドリザルのうち2頭を殺処分して各臓器からのウイルス分離を行ったところ、末梢リンパ球、脾臓、リンパ節、ヘン桃、骨髄から分離されたが、腎臟、肝臓、脳等の非リンパ系臓器からは分離されなかった。
3.SIVの抗体保有と母仔関係:陽性仔ザルは全て陽性の母ザルから生まれており陰性の母ザルから陽性の仔ザルは生まれていないことから、母から仔への垂直感染が推測された。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yoshimura,N.: J.Immunol.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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