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実験動物における高多型DNAマ-カ-の開発とGerm-lineでの安定性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 63580036
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 実験動物学
研究機関金沢大学

研究代表者

小泉 勤  金沢大学, 医学部, 助手 (40126579)

研究期間 (年度) 1988 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1989年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード染色体地図 / DNAマ-カ- / 実験動物 / マウス / ラット / 遺伝的多型 / DNAマーカー
研究概要

本研究はマウス、ラットにおけるLinkage解析において有用となる高多型性を示すDNAマ-カ-を見いだし、そのDNAマ-カ-について染色体上の位置を明らかにする。また、多型のうち、Variable Number of Tamdem Repeat(VNTR)によるものについては、Germ-lineでどの程度安定に保たれるか検討を加えることを目的とする。平成元年度までの研究成果並びに進行状況は以下のごとくである。
マウス、ラットのGenemic Libraryから分離したクロ-ンについてBiotin標識、によりDNA Probeを作成し、マウス、ラットについて遺伝的変異を検出しやすいと思われる系統それぞれ5系統を選び、抽出したDNAについてヒトで多型が多く認められている制限酵素を用い、サザンブロットによりRFLPsを示すクロ-ンのスクリ-ニングを行った。現在まで検討したなかではまだRFLPsを示すクロ-ンは得られていない。引き続き、検討を要する。DNAマ-カ-を染色体に帰属する方法として従来はProbe DNAをラジオアイソト-プ標識によるin situ hybridization法は結果がでるまで3週間程度を要すること、多くの経費を要すること、R1を使うことによる危険性があること、標識したProbeの保存ができないことなど種々の問題がある。迅速で経済的な方法を検討した。その結果、Probe DNAをBiotinで標識し、金コロイド結合した抗体で検出する方法を確立した。この方法によりマウスとラットのミエリン塩基性タンパク質遺伝子(Mbp):マウスのアルギノサクシネ-トリア-ゼ遺伝子(Asl):アルギノサクシネ-トシンセタ-ゼ遺伝子(Ass)のマッピングを行いこれらの遺伝子の染色体上の位置を明らかにした。またAs1については多型が見られることから、DNAマ-カ-として利用できることから、現在この遺伝子のlinkageマップを検討している。これらの結果については投稿中あるいは投稿準備中である。

報告書

(2件)
  • 1989 実績報告書
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Yasushi Immamura: "Ure cycle disorder in C3H-H-2^o mice with juvenile steatosis of viscera." FEBS Letters. 260. 119-121 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Tsutomu Koizumi: "Blood ammonia concentration in mice:Normal reference values and changes during grouth" Laboratory Animal Science. 40. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Jun-ichiro Hayakawa: "Inheritence of juvenile visceral steatosis(jvs)found in C3H-H-2^o mice." Mouse Genome. 86. 261 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Tsutomu Koizumi: "Loxalization of the gene coding for myelin basic protein(MBP)to mouse chromosome 18E3-4 and rat chromosome 1p11-12." Cytogenetics and Cell Genetics. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Tsutomu Koizumi: "Chromosomal assignment of the integrated human interleukin-2 gene by non-isotopic in situ hybridization in four lines of transgenic mice developing motor ataxie symptoms." Genomics. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Tsutomu,Koizumi: Laboratory Animal Science. 39. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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