• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

繊維中の染料の濃度分布のコンピューターシミュレーション

研究課題

研究課題/領域番号 63580058
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関奈良女子大学

研究代表者

前川 昌子  奈良女子大学, 家政学部, 助手 (90144633)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード染料 / 拡散 / 濃度分布 / 吸着式
研究概要

染色物に要求される最も重要な性質である均染性や配合染色における相容性の指標である拡散速度を知るために繊維中の染料の拡散挙動を簡単に測定出来る2〜3のパラメーターを用いてコンピューターシミュレーションにより予測する方策を探ることを目的として以下の研究を行った。
1)まず、実際の染色系を何らかの数式により表現するために吸着挙動が比較的単純な単分子層吸着モデルで記述できる直接染料-セルロース系を取り上げ、実験によりこの系の吸着の平衡関係を調べた。その結果、低染料濃度ではLangmuirの吸着式、また広い濃度域に瓦ってFreundlich吸着式で記述出来ることが確認され、LangmuirプロットおよびFreundlichプロットによる直線の勾配からLangmuir定数EKおよびFreundlich定数γをもとめた。
2)次に、この系における染料の拡散挙動を表すために染料の拡散の経時変化を調べた。これを記述する式として最近報告された並列拡散式を用い、この式の妥当性を検討すると共に拡散係数を求めた。
3)1)の平衡吸着式を表すのに用いた2〜3のパラメーターを用いて、2)の拡散式により繊維中での染料の濃度分布をコンピューターでシミュレートした。
その結果、ポア中の染料濃度に対する吸着した染料濃度の比が大きいとき実験から得られた濃度プロフィールは拡散式の解によく一致することが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書

URL: 

公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi