研究課題/領域番号 |
63580082
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
須田 力 北海道大学, 教育学部, 助教授 (90091470)
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研究分担者 |
佐々木 敏 北星学園女子短期大学, 助教授 (40162375)
川初 清典 北海道大学, 体育指導センター, 助教授 (80026822)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1989年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1988年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | ラングラウフスキ- / クロスカントリ-スキ- / 筋電図 / ダイアゴナル滑走 / ストライド / 作業強度 / 酸素摂取量 / ラングラウフスキー / クロスカントリースキー / 歩くスキー / ダイアゴナル |
研究概要 |
本研究は、積雪地住民の健康・体力の改善に効果的なクロスカントリ-スキ-の運動処方のための基礎的な知見を得ることである。総数20名のクロスカントリ-スキ-の初心者および中級者を被検者として、1.滑走特性と生理学的応答との関係、2.トレ-ニングによるこれらの指標の変化、3.初心者のストライド技術のバイオメカニクス的特性、を明らかにするための実験を課した。結果を要約すると以下の通りである。 1.初心者や中級者の場合も競技選手と同じ様に、同じ速度に対してストライドが長くテンポの少ない滑走法の方が、ストライドが短くテンポの早い滑走法よりも有利であろうという仮説を酸素摂取量の点から検証した。 2.酸素摂取量は、速度に比例して増加するが、ストライド技術および雪の状態による変動もかなり見られる。 3.初心者のダイアコナル滑走時の筋電図の特徴は、(1)キック期の腓腹筋の相動的な放電、(2)滑走期の前脛骨筋の持続的な放電、(3)ストック動作での上腕三頭筋の相動的な放電、であった。 4.VTR画像の動作解析から、初心者のダイアゴナル滑走でストライドが伸びない欠点は、以下の点から特徴づけられた。(1)キック終了時の下腿角度が小さいこと、(2)滑走期における支持脚の膝の屈曲が不十分であること、(3)ストックでの突き出し動作で上肢の動きが小さいこと。
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