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冷中性子飛行時間法による内部構成物分析用ラジオグラフィーの研究

研究課題

研究課題/領域番号 63580169
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 原子力学
研究機関北海道大学

研究代表者

鬼柳 善明  北海道大学, 工学部, 講師 (80002202)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1988年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードラジオグラフィー / 冷中性子 / 飛行時間法 / 試料同定 / カーブフィット
研究概要

冷中性子飛行時間法を用いたラジオグラフィーでは、コントラストの異なる画像が同時に得られるばかりでなく、冷中性子透過スペクトルから試料の同定が行える可能性があると言う特徴がある。本研究では試料同定の可能性と問題点について調べた。
1.試料同定の可能性
よく使用される物質、鉄・銅・しんちゅうを用い、それぞれ2種類の物質を組み合わせた試料について透過スペクトルを測定した。これらについて、統計精度と適合度の関係を調べた。冷中性子透過スペクトルに正しい断面積を用いてカーブフィットを行った場合には、統計精度とともに適合度が良くなる時と悪くなる時があった。しかし、適合度が悪くなる場合においても、その悪くなりかたの度合は小さかった。一方、間違った断面積を用いてカーブフィットをした場合には、統計精度が良くなるに従って、適合度が急激に悪くなった。正しい断面積を用いた場合とそうでない場合のこのような適合度の変化から同定は可能であると考えられる。
2.問題点と今後の課題
正しい断面積を用いた場合でも、統計が良い場合に適合が棄却されることがあった。この事の原因として、測定における強度規格化の誤差を考慮してみたが、これだけでは完全に説明されないことが分かった。今後は冷中性子源温度の変化に伴うスペクトル形の変動などを考慮して、このことを検討する。
現在、2物質からなる試料についてまでの同定を検討したが、更に多くの物質からなる試料に対する同定も行う必要がある。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書

URL: 

公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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