研究課題/領域番号 |
63580244
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 大阪府科学教育センター (1989) 三洋電機株式会社研究開発本部 (1988) |
研究代表者 |
鳥本 昇 大阪府科学教育センター, 研修第一部・化学教室, 室長 (40132956)
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研究分担者 |
三宅 正太郎 大阪府科学教育センター, 研究調査部・教育計画室, 主任研究員 (50107017)
森本 進 大阪府科学教育センター, 研修第一部・化学教室, 主任研究員 (50166435)
岡田 稔 大阪府科学教育センター, 研修第一部・生物教室, 室長 (00132944)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1989年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1988年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 理科教育 / 教員研修 / 生活科ー理科接点 / 生活科 / イメ-ジマップテスト評価 / カイコ / アイ / 生活科-理科接点 / 教員研修カリキュラム / イメージマップテスト |
研究概要 |
生活科の実施にともない、現行1、2学年の理科のうちいくつかの教材が削除されるので、3学年以降の理科(化学と生物分野)指導に少なからず困難を期たすと考えられる。前年度の全国各地の生活科実践校から得た資料並びに大阪府下におけるアンケ-ト調査結果から見い出された困難点を踏まえて、これを解消するための教材を開発し、教員研修並びに府下協力校で実践を試みた。 1.日本の伝統工芸の一つである藍染めに用いられる「アイ」と、児童が家庭で目にする赤い色素を含む「アカシソ」の両植物を用いて、当センタ-における小・中学校の長期研修で実践し、生活科の教材としての適否を検討した。その結果、両教材共に生活科の理念に沿っており、かつ上記困難点を解消するに役立つとの評価を得た。 2.教員での実践を踏まえて、「アカシソ」を教材にして、播種ー栽培ー色素の活用ー種子の収穫までを学校で実践した。また動物教材として「カイコ」を飼育し、孵化ー脱皮ーよう化ー羽化ー産卵の過程を観察させた。両教材共に生活科の理念に沿っており、かつ上記の困難点の解消に役立つとの確信を得た。 なお、自然の雑草を用いた紙作りを一年間にわたり、4学年で実践を試み、生活科の教材に適するか否かを検討した。その結果、危険を伴う加熱操作を除けば、低学年でも技術的には問題はなく、上記の困難点を解消するのに役立つのみならず、生活科の目標達成には好個の教材であるとの確信を得た。 大阪府下におけるアンケ-ト結果並びに学校での実践結果について合計6件、日本理科教育学会近畿支部大会(和歌山大会)で発表した。
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