研究課題/領域番号 |
63602002
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐藤 敦久 東北大学, 工学部, 教授 (10005382)
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研究分担者 |
木地 実夫 鳥取大学, 工学部, 教授 (60026002)
竹内 雍 明治大学, 工学部, 教授 (70061827)
須沢 利郎 広島大学, 工学部, 教授 (20034291)
小島 次雄 京都大学, 工学部, 教授 (20025810)
鈴木 喬 山梨大学, 工学部, 教授 (60020385)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
25,600千円 (直接経費: 25,600千円)
1988年度: 25,600千円 (直接経費: 25,600千円)
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キーワード | 水資源 / 有機ハロゲン化合物 / 陰イオン / 臭気 / ウイルス / 消毒 / バイオアッセイ |
研究概要 |
帯状接触材はNH_3、フミン質の除去に効果がある。生物膜内に取り込まれた物質の溶出現象があるので、単なる見掛けの除去率で能力を評価すべきではない(佐藤)。接触曝気槽により臭気物質やウイルスを除去することができるが、そのためにはかなりの順到日数を必要とするので、速効的条件を求める必要がある(金子)。市販の膜と実験室で製作した膜を用い、圧力0.3〜0.6MPaの逆浸透によりTOCは約50%、トリハロメタン生成能は60〜80%除去されることがわかった(大矢)。陽陰イオン交換膜電気透析系において、限界電流密度を超えて中世撹乱現象の起きる条件のとき、大腸菌は100%死滅しきわだった殺菌効果がある(鈴木)。光源の出力を増大させるため、1KV高圧水銀灯を用い有機ハロゲン化合物の光分解実験を行い反応時間を30分に縮できた。さらに分解率を高める条件を検討中である(小島)。疎水性ポリメタクリル酸メチルラテックス表面には溶解高分子層は存在せず、有機ハロゲン化合物は静電結合に加えファン・デル・ワールス力で吸着される(須沢)。Si/A比を大きくしたゼオライトは、水からの親油性陰イオンの吸着が可能となり、これの等温吸着線はラングミュア型を示す(堤)。ウイルスを不活化するために照射する紫外線は、水中に存在する活性汚泥によって吸収され効率は低くなるが、カオリン粒子は影響を与えない(大垣)。有機ハロゲン化合物にはホルボールエステル型の発ガンプロモーターは含まれていないが、細胞破壊性あるいは致死作用を有する画分は存在する(内海)。トリハロメタン前駆物質を活性炭処理する場合、吸着平衡はフロインドリッヒ型で表わされ、処理水中には分子量数千程度の物質が溶解している(竹内)。包接現象をもつ吸着剤として調整したβ・シクロデキストリンで修飾したシリカゲルは、トリハロメタンをかなり除去しかつ反復使用が可能である(木地)。
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