研究課題/領域番号 |
63602515
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
虫明 功臣 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (50011060)
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研究分担者 |
岡 泰道 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (00152281)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1988年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 水循環保全 / 洪水流出抑制 / 汚濁流出抑制 / 雨水浸透処理施設 / 不飽和流 / 土壌特性 / 土壌水の水質 |
研究概要 |
1.浸透性能の評価手法:昨年度、数値計算により浸透速度を評価する方法を提案した。これは非定常問題のため多大の計算時間を要し大型計算機を必要とした。しかし、施設の設計という面からみると終期浸透速度が第1の関心事である。また、非定常数値解析の結果、ある一定時間が経過すれば飽和域の形がほぼ定常に達することがわかっていたので、パソコンによって浸透性能の評価が簡単にできる定常解析モデルの開発を試み成功した。 また、異なる2水位による原位置小型ボアホール試験と上述の解析法を組み合わせることにより、異方性地盤の浸透性能を評価するアルゴリズムを開発した。このアルゴリズムの妥当性は、推定値と現地注入実験結果を比較することにより検証された。 2.既存施設の追跡調査:千葉実験所のろ過層と浸透トレンチ、ならびに住都公団が東京都昭島つつじケ丘ハイツに設置した各種浸透施設を追跡調査した結果、次のことがわかった。 (1)浸透性能の変化とその原因 ろ過層および浸透桝は、礫層の表面が目詰まりしているだけであり、浸透トレンチには目詰まりが認められなかった。 以上のことにより、ろ過層ないしは浸透桝を適当に管理すれば、浸透の主力部分であるトレンチの目詰まりは防げるものと判断される。 (2)土壌水の水質 千葉実験所内浸透トレンチでは、T-NとTOC、昭島つつじケ丘ハイツでは水道水の検査項目について水質試験が行われた。その結果、屋根排水に関する限り、浸透水が土壌ひいては地下水汚染につながる懸念は少ないと判断される。他の土地用途から排出される雨水が土壌水に及ぼす影響については来年度の課題としたい。
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