• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

アジアNICs諸国比較研究(I)韓国・台湾

研究課題

研究課題/領域番号 63605001
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京工業大学

研究代表者

渡辺 利夫  東京工業大学, 工学部, 教授 (80064088)

研究分担者 栗林 純夫  拓殖大学, 海外事情研究所, 専任講師 (20178106)
深川 由起子  日本貿易振興会, 大阪事業本部, 助教授 (30306485)
中川 昌郎  京都外国語大学, 外国語学部, 助教授 (20175491)
川喜多 喬  東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (30106736)
山田 辰雄  慶應義塾大学, 法学部, 教授 (50051488)
研究期間 (年度) 1987 – 1989
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1988年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
キーワード組織 / 制度 / 官僚 / 韓国 / 台湾 / 儒教 / 中国
研究概要

本研究は、韓国、台湾両国に高度経済成長をもたらしてきた諸要因を分析的に明らかにすることを目的にしている。わけても両国発展のための制度的・組織的枠組の有効性を明示することは、アジア開発途上国の経済開発のための教訓的示唆会を得るという問題意識に応えるところ大であるという考えにもとづき、この点に重点をおいて研究を進めている。両国はしばしば官僚資本主義国家と呼ばれ、経済発展における官の役割には著しく大きいものがある。発展に果たした経済官僚組織の有効性に関する研究に今年度も重点がおかれ、主として山田辰雄と中川昌郎の両名がこれを担当して報告を行った。また韓国の財閥、台湾における大企業と中小企業の効率連携の例にもみられるごとく、産業組織、企業経営組織における有効性を究明することもまた大きな重要性をもつと考えられ、川喜多喬と深川由起子の両名がこの面での研究を準備し、報告した。両国における改府ならびに民間の制度的、組織的な枠組は、儒教の文化的伝統と深いかかわりをもっているとみられる。官主導のもとでの発要、組織に対する忠誠、企業における・同族主義などは儒教的エートスの存在と無関係ではありえない。その意味で制度的、組織的枠組と儒教文化との関連についてもわれわれは関心をもっているが、栗林純夫がこの面での資料収集につとめ、資料解題のための報告を行った。渡辺利夫は以上の研究を総括し、韓国、台湾のマクロ経済分析に関する報告を行った。本年度を通じ、数回の研究会を開催し、研究分担者以外の多くの専門家のコメントを受けることができた。又た本研究にとって、中国の経験を参照する機会が必要であり、今年度は中国についての研究が同時に進められた。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 栗林純夫: 中国研究双書シリーズ26(アジア政経学会). 双書26巻. 141 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 栗林純夫: 日中経済協会『中国の産業政策と技術導入』. 124-144 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 渡辺利夫: 海外投資研究所報(日本輸出入銀行). 1-37 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 渡辺利夫: VOICE(PHP研究所). 71-87 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 渡辺利夫、深川由起子: "五年後の韓国ー日本を追う成長国家の近未来" PHP研究所, 220 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 渡辺利夫: "西太平洋の時代ーアジア新産業国家の政治経済学" 文藝春秋, 229 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

URL: 

公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi