研究課題/領域番号 |
63606001
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
伊藤 光男 東北大学, 理学部, 教授 (20013469)
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研究分担者 |
木村 克美 分子科学研究所, 教授 (60001674)
梶本 興亜 東京大学, 教養学部, 助教授 (30029483)
近藤 保 東京大学, 理学部, 教授 (10011610)
茅 幸二 慶応義塾大学, 理工学部, 教授 (10004425)
伊藤 道也 金沢大学, 薬学部, 教授 (30012610)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
43,900千円 (直接経費: 43,900千円)
1988年度: 43,900千円 (直接経費: 43,900千円)
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キーワード | 分子間錯体 / クラスター / 超音速ジェット / レーザー分光 / エキサイプレックス |
研究概要 |
1.有機分子と溶媒分子間に形成される分子間錯体について超音速ジェット・レーザー分光法を適用し、錯体形成による分子内振動緩和の著しい増大、錯体イオンにおける選択的解離反応が見出された(伊藤光男) 2.1-シアノナフタレンとトリエチルアミンの錯体からエキサイプレックスが生成する反応の動的機構を研究し、エキサイプレックスの生成が錯体内の振動エネルギー移動と密接に関連していることを見出した。さらに、エネルギー緩和過程を時間分解分光法で追跡した(伊藤道也) 3.クラスター生成装置及び検出装置に改良を加え、大量のクラスターの発生及びその高分解能質量分析を可能にした。この装置を利用してバナジウムクラスターと酸素、あるいはエチレンとの反応の研究を行い、興味ある知見を得た(茅幸二) 4.高励起リュードベリ原子及び電子とクラスターの衝突によって生成するクラスター負イオンを生成し、その性質と緩和について研究した。特に、水及びアンモニアクラスターにおける同位体効果を見出し、水素の関与するクラスター内振動が電子付着過程で重要な働きをしていることを明らかにした(近藤保) 5.溶媒和によって分子内電荷移動状態を与える典型的分子としてビアントラセンを取り上げ、電子吸収スペクトルに及ぼすアセトンの配位数効果を調べた。その結果、アセトンが2分子付着することによってほぼ完全な電荷移動状態になることを見出した(梶本興亜) 6.超音速ジェット中で電荷移動錯体を生成し、レーザー光励起によるイオン対状態への遷移を光電子分光法を用いて研究した(木村克美)
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