研究課題/領域番号 |
63608508
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
園田 頼信 熊本大学, 工学部, 教授 (70037836)
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研究分担者 |
守 啓祐 熊本大学, 工学部, 助手 (10200362)
中村 良三 熊本大学, 工学部, 助教授 (50094024)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1988年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 音声生成過程 / 調音運動 / 舌運動 / 口唇運動 / 読唇 |
研究概要 |
本研究では、種々の調音器官の計測システムを開発することを主目的とする。とくに本年度では次の2項目について研究を行った。 (1)高速ビデオシステムを用いた口唇運動の観測とその計測処理システムの作成。 (2)アモルファス磁気センサによる舌運動の計測処理システムの作成。 (1)項については、1/200s毎に画像を撮影・記録できる高速ビデオシステムを導入し、計測処理システムを作成した。さらに莫大な画像データを格納する必要があるために大容量の光磁気ディスク装置を導入して、多人数話者の発話データの収集に対応した。 (2)項については、アモルファス磁性線を用いた磁気センサを開発し、観測点(舌)に付着した永久磁石位置を計測するものである。パソコンを併用することで、高感度・高性能なシステムが実現できた。とくに磁界強度-出力特性の関係が理論式と実験値とで良好な一致をみたので、多点観測への実現の可能性が大きい。今後多点観測システムの開発について理論的に考察し、その実現に向けて研究を進める予定である。
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