研究課題/領域番号 |
63612502
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小林 四郎 東北大学, 工学部, 教授 (10026198)
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研究分担者 |
宇山 浩 東北大学, 工学部, 助手 (70203594)
徐 郷道 東北大学, 工学部, 助手 (80196675)
正田 晋一郎 東北大学, 工学部, 講師 (10143364)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1988年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | ポリ(オキサゾリン) / アクリル型マクロモノマー / 親電子開環重合 / リビング生長末端 / テレケリックポリマー / ポリウレタン |
研究概要 |
本研究の目的は新しい機能を持つポリアミン誘導体の合成とそれらの金属との相互作用に関する基礎的な知見を得ることにある。 1.ポリアミン誘導体としてポリ(オキサゾリン)(POZO)類のアクリル型マクロモノマーを合成した。このような2-オキサゾリン類をモノマーとする親電子開環重合の大きな特徴は、ポリマー生長末端にリビング種であるオキサゾリニウム塩が安定に存在することである。マクロモノマーは上述の重合反応を水で停止させ水酸基を導いた後、塩化アクリロイルあるいは塩化メタクリロイルを作用させることにより合成した。生成マクロモノマーの分子量分布は1.2〜1.4と分布の狭いポリマーであった。生成物の構造を^1H-NMR、IRにより確認した結果、マクロモノマーの生成はほぼ定量的に起っていることが分かった。マクロモノマーは活性リビング種にカルボキシラートを直接反応させることによっても収率良く合成することができる。 2.両末端にリビング生長種を持つPOZOを種々の求核試薬と作用させると、POZOのテレケリックポリマーを得ることができる。テレケリックポリマーは、ビスオイサゾリンからビスオキサゾリニウム塩をつくり、続いてリビングPOZOを合成し、ここに水、アンモニア、およびアミン類を反応させ合成した。 3.POZOグリコールよりポリウレタンを合成した。このポリウレタンはN-アシルエチレンイミン連鎖の特性より類推すると例えば金属との親和性に優れることが予想される。ポリマーは、1モルのPOZOと2モルのジイソシアナートよりプレポリマーを合成し、これを1.4-ブタンジオール(BD)、ヘキサメチレンジアミン(HMDA)、ヒドラジン(Hy)で鎖延長して合成した。鎖延長剤がBDの場合は、触媒としてジブチルスズラウラートを用いて70〜75℃で反応させ〔n〕:〜0.33dl/gのポリウレタンが得られた。
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