研究課題/領域番号 |
63613006
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
保原 充 名古屋大学, 工学部, 教授 (50022992)
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研究分担者 |
三宅 裕 大阪大学, 工学部, 教授 (50029005)
小林 敏雄 東京大学, 生産技術研究所・第2部, 教授 (50013206)
大島 耕一 宇宙科学研究所, システム系, 教授 (80013621)
里深 信行 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (30027891)
大宮司 久明 東北大学, 工学部, 教授 (70005239)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
1988年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
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キーワード | (1)数値流体力学 / (2)コンピューター / (3)ナビエ・ストークス方程式 / (4)極超音速流 / (5)乱流数値解析 / (6)LES / (7)反応流 / (8)希薄流 |
研究概要 |
本重点領域研究第2年目の今年度は、わが国の大型コンピューターが急激に巨大化し世界最高の利用環境になったこと、重点領域研究に採択され予算的に潤うとともに研究会等を通じてわが国の数値流体力学の研究は急に活況を呈し国際的地位も米国に次ぐものになりつつある。 圧縮性オイラー、高レイノルズ数のナビエ・ストークス方程式、衝撃波の捕獲については、いくつかの応用プログラムも組まれ、米国で考案されたTVDスキームの恩恵にあって、研究は大いに進展した。乱流については直接シミュレーションとLESが高いレベルになり、時間平均モデルもかなり進んだ。但し、世界的にもまだ複雑乱流の画期的モデルは提案されるに至っていない。特殊流れについては、反応流、希薄流で独自のモデルが提案され、高速流などで高いレベルの研究へ進んでいる。しかしこの種の流れは複雑な流れで、そのモデリングには多くの困難があり、また計算量も回膨大であり、研究の進行が始まった所と言える。 次に研究の発表と情報交換では「第2回数値流体力学シンポジウム」(昭和63年12月)が中央大学で開催され、155件の講演が発表され、又、「乱流数値解析シンポジウム」(平成元年2月)が東大生産技研で開催され、15件の講演発表が行われた。これ等の実績から、昨年に比べこの方面の研究が社会的にも著しく普及しつつある事が判る。特にスーパーコンピュータやカラーグラフィックス、ビデオの使用等が目立っている。各研究班の横割り参加による、「超高速流れ研究会」(昭和63年11月)では約30名の討論が行なわれた。又宇宙航行シンポジウム(昭和63年11月)の数値流体力学セッションや国際航空宇宙シンポジウムー名古屋(平成元年2月)の極超音速流ワークショップ(海外から6名、出席者約150名)でも本研究グループを中心に多数の参加があるなど、多くの実績が加わった。
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