研究課題/領域番号 |
63613506
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
野木 達夫 京都大学, 工学部, 助教授 (20026107)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 並列計算機ADENA / 並列言語ADETRAN / 計算スキーム / アルゴリズム / 並列制御文 / 境界条件設定 |
研究概要 |
(1)テーマに掲げた「ADETRANプログラミングガイドシステムの開発」については、計算機組み込みのものには至っていないが、ガイドブックとして、まとまった本「ADETRANプログラミングガイド」を作成した。その中では、数値流体力学の要素となるモデル問題に対する並列プログラミングを通じてADETRANに習熟できるよう工夫した。 (2)この本では、単にプログラミングガイドにとどまることなく、種々の基本アルゴリズムの数値解析学的内容も盛り込み、アルゴリズムの位置づけ、及び、並列計算可能性の側面にも焦点をあてた。これはテーマ「数値流体力学の計算スキームおよびアルゴリズムに関する知識の体系化と並列計算実現方式」に対する、基本的計算部分での回答の試みになっている。なお、実用的応用計算部分への取り組みは今後継続して行うつもりである。 (3)テーマ「FORTRANからの自動翻訳」については、準備段階にとどまっているが、そのことが可能となるように、ADETRAN側に新しく並列制御文を追加し、完全並列化が困難なアルゴリズムにも対処できるようにした。これらの制御文についても上記の本に詳しく述べている。 (4)テーマ「知識表現方式の確立」について考察する中で、従来、数値流体力学において、方程式の離散化について洗練された方法の生まれてきているのに対し、境界条件設定については不十分のままであることに気付いた。この問題を解析し、もう少し見通しのよい方法を確立しない限り、知識内容そのものがあやしくて表現方式どころでない。そこで、一部の基本問題、とくに分割作用素法の途中段階の境界条件につき、一般的設定法を考え、一定の成果を得た。
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