研究課題/領域番号 |
63614527
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
高月 清 熊本大学, 医学部, 教授 (80026830)
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研究分担者 |
麻生 範雄 熊本大学, 医学部, 助手 (50175171)
清川 哲志 熊本大学, 医学部, 助手 (50195400)
服部 俊夫 熊本大学, 医学部, 講師 (30172935)
山口 一成 熊本大学, 医学部附属病院, 講師 (20128325)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1988年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
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キーワード | 成人T細胞白血病(ATL) / HTLV-I / Deoxycoformycin / IL-2・トキシン / Extracorporeal photochemotherapy |
研究概要 |
成人T細胞白血病(ATL)ウィルス(HTLV-I)は末梢性T細胞に感染し、その中の一部を白血化させる。しかし大半は白血化することなく一生を終える。最近になってHTLV-IキャリアはATL以外に種々の病態をとることがあきらかになった。熱帯、亜熱帯に多いHAM、TSPなどと呼ばれる頸性マヒ症はHTLV-Iとの関連が強く疑われている。他にわれわれが明らかにした他臓器癌の発生が高いこと、慢性腎不全、慢性呼吸器疾患、糞線虫症などがHTLV-Iと密接な関係にある。HTLV-I感染からATL発症に至る自然史の解明は重要な課題である。またHTLV-Iに感染しているひとを示す抗HTLV-I抗体の正確な検出法の開発は、キャリア、妊婦への告知の問題とからめて重要である。すでに発病している患者についての治療は緊急課題である。ATLの治療成績は他の白血病に比しても極めて悪い。治療成績が悪い背景には患者の免疫能の低下があると考えられる。その意味でもATLを選択的に破壊する新しい治療法の開発が必要であり、われわれはADA阻害剤2'-Deoxycoformycin(DCF)の臨床検討、IL-2toxin extracorporeal photochemotherapyなどの新しい治療の試みをおこなっている。 (1)HTLV-I感染症としての各病態とATLとの違いを明らかにし、HTLV-I感染症の全体像を明らかにした。(2)より正確で感度の高いHTLV-I抗体検出法を開発した。(3)ATL各病態での免疫能を明らかにするためImmunosuppressive acidic protein(IAP)、SIL-2Rの血清levelを検討した。(4)ATL患者カルシウム代謝を検討した。(5)新しい治療薬DCFの臨床効果について検討した。(6)新しい治療薬IL-2toxinのin vitro効果を検討した。(7)新しい治療法Extracorporeal photochemotherapyについて検討した。
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