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染色体の機能領域

研究課題

研究課題/領域番号 63615002
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

竹家 達夫  京都大学, 化学研究所, 助教授 (60112330)

研究分担者 菊池 韶彦  三菱化成, 生命化学研究所, 室長
丹羽 修身  京都大学, 理学部, 助手 (70144318)
広瀬 進  国立遺伝学研究所, 助教授 (90022730)
西本 毅治  九州大学, 医学系研究科, 教授 (10037426)
大石 道夫  東京大学, 応用微生物研究所, 教授 (00126004)
研究期間 (年度) 1987 – 1989
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
25,000千円 (直接経費: 25,000千円)
1988年度: 25,000千円 (直接経費: 25,000千円)
キーワード染色体の構築 / 超ねじれ化 / 動原体 / トポイソメラーゼ / 染色体凝縮 / 転写制御
研究概要

本研究は、1.染色体の高次構造の形成および維持に係わる諸因子の同定とその作用機構、および、2.染色体上の機能領域とそこに作用する因子の作用機構、についての解析からなる。それぞれの分野において今年度得られた成果は以下の通りである。
1.染色体の構築:
(1)カイコ絹糸腺抽出液から真核細胞で初めての超ねじれ化因子の精製に成功し、50kdの分子量からなる蛋白質であることを見出した。さらにその反応機構についての知見を得た(広瀬)。(2)染色体凝縮開始に関する変異株(tsBN2)を相補するヒト遺伝子(RCC1)の産物の細胞内での挙動を解析した。その結果、クロマチンを構成するDNA結合蛋白質であることがわかった。(西本)。(3)ヒトI型トポイソメラーゼに対するモノクローナル抗体を作製した。一方、II型トポイソメラーゼの精製も完了し、現在その抗体を作製中である。(菊池)。
2.染色体の機能領域:
(1)分裂酵母の3本の染色体それぞれの動原体領域の詳細な構造を明らかにした。とくに、染色体IIIについては、約6kbからなる特異的な反復配列単位が10コピー以上存在していることがわかった(丹羽)。(2)真核細胞のプラスミドであるL因子を用いて、テラトカルシノーマ細胞(下9)中で、分化誘導にともなって発現が制御される系を確立した(大石)。(3)トランスフォーム細胞での遺伝子発現の制御機構についての解析を進めている。細胞のトランスフォーメーションにともなって発現の変化する遺伝子として、LDH(増加)とコラーゲン(減少)各遺伝子を同定することができた。現在それらの遺伝子の発現制御領域についての解析を進めている(竹家)。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Sato,M.,et al.: Journal of Virology. 63. 683-688 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Hirose,S.,et al.: Journal of Biological Chemistry. 263. 3805-3810 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Nishimori,K.,et al.: Molecular and Cellular Biology. 8. 2097-2104 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Nishimoto,T.,et al.: Current Communications in Molecular Biology:Cell cycle control in enkaryote Cold Spring Harbor Lab.,New York. 169-175 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Ohkura,H.,et al.: EMBO J.7. 1465-1473 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Kikuchi,Y.,et al.: EMBO J.7. 1175-1182 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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