研究課題/領域番号 |
63615505
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松橋 通生 東京大学, 応用微生物研究所, 教授 (40013297)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 大腸菌 / 細胞分裂 / 細胞生長 / メチシリン耐性ブドウ球菌 / mra領域mre領域 |
研究概要 |
1.大腸菌mra領域20kb中で遺伝子解析の進んでいない合計数にbの領域の遺伝子の変異株の分離を試みて5個の変異株の分離・同定を行い約3kbのDNA塩基配列決定を行った。 2.同mrd領域にあるrlPA遺伝個の機能を変異株の分離とDNA塩基配列の比較から構造的なものと推定した。 3.同mre領域に属する3個の遺伝子が大腸菌の細胞形態決定、特異なペニシリン系抗生物質メシリナムに対する感受性に関与していることを明らかにし、これらのDNA塩基配列を決定した。またこれらの遺伝子のうちの最も重要と思われるmreB遺伝子が細胞分裂阻害機能をもつことを明らかにした。 4.同mra領域に属するfts-36/Lts-33変異の存在する染色体DNA断片が細胞内で増殖すると常温でftsO、ftsA、ftsZ変異株の生長・分裂を阻害することを見出した。 5.黄色ブドウ球菌においてβ-ラクタム高度大性菌に特異的に現れるペニシリン結合蛋白質MRSA-PBPがこの高度大性の原因であることを明らかにし、またこの蛋白質がペニシリナーゼのβ-ラクタムによる誘導機構を共通に用いて誘導合成されることを分子遺伝学的に明らかにし、関連遺伝子領域のDNA塩基配列決定を行った。
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