• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

微生物による穀物形質転換系の開発

研究課題

研究課題/領域番号 63616513
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関秋田県立農業短期大学

研究代表者

我彦 広悦  秋田県立農業短期大学, 付属生物工学研究所, 助教授 (10191842)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1988年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードT-DNAの構造 / バイナリーベクター / アグロバクテリウム / プロトプラスト
研究概要

本研究ではAgrobacterium菌によるイネの形質転換を試みる。まず新しい菌を分離し、これらの持つTiプラスミドの性格づけを行なった。
秋田県に存在するクラウンゴールからAgrobacteriumを採取し、代表的なノパリン型株4種を得た。これらは6種の異なる植物に腫瘍を誘発し、広宿主城を持つことがわかった。次にT-DNAをクローニングし、制限酵素地図を作成した。オーキシン、サイトカイニン合成遺伝子を含む領域は3種の菌については保存され、1種については異なっていた。それ以外の領域については、特定の部位に菌に依存した長さの挿入が起こっていることが明らかとなった。これらAgrobacteriumのイネへの感染を試みる目的でベクター系を作成した。まず植物形質転換用バイナリーベクターpBI101の改変を行なった。相同組み換えによりイネ染色体への組み込み頻度を高くするという可能性を念頭に起き、イネ反復DNAであるSacIの1kb断片を上記ベクターにクローン化した。3者昆合実験により、このクローンとそれぞれのTiプラスミドを持つAgrobacteriumを作成した。一方、イネ(秋田コマチ)については、種子の胚からカルスを誘導した。これを液体培養にし、比較的小さな細胞塊が得られる迄継代した。細胞壁分解酵素処理によりプロトプラストを調整した。現在これから細胞への再生と植物体への再分化を試みている。今後プロトプラストへ上記のAgrobacteriumを感染させ、マーカーとなるカナマイシンおよびハイグロマイシン耐性による形質転換体の選択を試みる予定である。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Wabiko,: Archives of Microbiology. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

URL: 

公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi