研究課題/領域番号 |
63618004
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
木村 資生 国立遺伝学研究所, 名誉教授 (20000226)
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研究分担者 |
高畑 尚之 国立遺伝学研究所, 集団遺伝研究系, 助教授 (30124217)
石和 貞男 お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (20017205)
長谷川 政美 統計数理研究所, 予測制御研究系, 教授 (60011657)
武藤 〓 名古屋大学, 理学部, 助教授 (80034635)
向井 輝美 九州大学, 理学部, 教授 (30091242)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1988年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
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キーワード | 総括班 / 班会議 / 合同班会議 / 公開シンポジウム / 国際交流 / 進化 / 集団遺伝学 |
研究概要 |
本年度の本総括班活動の概要を4項目に分けて記す。(1)総括班会議を計4回開催し、重点領域研究全体の研究連絡、調整、実績の把握に努めた。特に、11月のヒヤリング用の「研究経過等の概要」の作成、公開シンポジウムの開催に関する案を作成した。(2)合同班会議の開催。3班の計画研究および公募研究班員間の交流を一層推し進める目的で、11月18日〜20日の3日間にわたり合同班会議を主催した。この会議では、約40名の班員が各々20分程度の講演を行なった。(3)公開シンポジウムの開催。2月8日、9日の両日、「遺伝子はどのように進化するか」と題して、昨年に続き第2回の公開シンポジウムを主催した。本年度は各講演に十分な時間を取り、より深い討論が出来るようにした。このシンポジウムには約130名の参加者があった。特に若い研究者の参加が多く、研究成果の公開の他、啓蒙にも役立ったと思われる。(4)国際交流。総括班の班員が関係した国際交流は特筆できる。第1に8月下旬トロントで行われた国際遺伝学会には、木村を始め、太田、高畑が参加し発表講演を行なった。また11月28日には、木村が第4回国際生物学賞を受賞し、それを記念して開催されたシンポジウムには総括班の多くの者が講演した。このシンポジウムには9名の外国人参加者があり、より親密な国際交流を計る上で極めて貴重な機会を得た。昨年高畑が編纂した木村の論文集は諸外国の関係者から大いに反響があったことを付記したい。この論文集は、ウィスコンシン大学のクロー教授、コーネル大学のプロバイン教授の協力で、新しくシカゴ大学出版から発行される予定であり、分子進化、集団遺伝学の研究に大いに役立つことが期待されている。 来年は計画研究の最終年度にあたるので、本重点領域の中心課題である集団遺伝学の飛躍的発展を計る予定である。
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