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la遺伝子導入トランスジェニックマウスの系統化と遺伝的モニタリング

研究課題

研究課題/領域番号 63619504
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関佐賀医科大学

研究代表者

木本 雅夫  佐賀医科大学, 医学部, 教授 (40153225)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1988年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードトランスジェニックマウス / la分子 / H-2複合体 / ハプロタイプ / アイソタイプ混合分子 / 2次元電気泳動
研究概要

la分子の免疫学的機能を解析するために、la遺伝子が導入されたトランスジェニックマウスを作成し、以下の点を明らかにした。
1.導入されたla遺伝子の子孫への伝達の安定性。
導入されたla遺伝子(E^d_α遺伝子)に関してホモ接合体となったトランスジェニックマウスおよびそれと正常C57BL/6マウスを交配させて得たヘテロ接合体マウスを継代して、その導入E^d_α遺伝子の発現を蛍光抗体法により調べた。その結果、導入E^d_α遺伝子は、数世代にわたって安定して子孫に伝達されることが明らかにされた。
2.異なった遺伝的背景を有するマウスへのE^d_α遺伝子の導入。
E^d_α遺伝子ホモ接合体トランスジェニックマウスをH-2ハプロタイプの異なった数種類の近交系マウスと交配させ、F1マウスを作成した。このF1マウスにおけるE^d_α遺伝子の発現を蛍光抗体法にて解析したところ、何れのマウスにおいてもE^d_α遺伝子の発現がみられた。現在、戻し交配による実験を計画中である。
3.E^d_α遺伝子導入トランスジェニックマウスにおけるアイソタイプ混合la分子の解析。
導入E^d_α遺伝子と、内因性のA^b_β遺伝子が会合したアイソタイプ混合la分子(A^b_β E^d_α)の存在を2次元電気泳動法により証明した。すなわち、放射性同位元素で標識されたトランスジェニックマウスの脾細胞を抗A^b_β抗体で免疫沈降すると、A^b_β、A^b_α分子以外に、E^d_α分子が沈降することがわかった。この分子がE^d_α分子であることは、沈降物混合試験および吸収試験により確認した。現在、この分子の免疫学的機能の解析を行っている。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Sakaguchi,N.: EMBO Journal. 7. 3457-3464 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Kashiwamura,S.: Immunology. 65. 589-595 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Kimoto,M.: Immunology. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 阪口薫雄: 臨床免疫. 20. 28-34 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 木本雅夫: "マウス免疫遺伝学" ソフトサイエンス社, 55-72 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 木本雅夫: "現代免疫学" 医学書院, 314-321 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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