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組織特異的なエンハンサーにわる転写制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 63620508
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

近藤 寿人  名古屋大学, 理学部, 教授 (70127083)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード組織特異性 / エンハンサー / δ-クリスタリン / キメラマウス
研究概要

さきに、ニワトリδ-クリスタリン遺伝子第3イントロンの中に水晶体特異的に作用するエンハンサーがあることを見出していた。本研究においては、そのエンハンサーの作用機構を解析し、遺伝子発現制御の中で果たす役割を明らかにした。
1.固体への遺伝子導入
δ-クリスタリン・エンハンサーを下流に持ったtkCAT遺伝子を、エンハンサーを持たないneo遺伝子とともにES細胞に導入し、それを用いて、遺伝子導入キメラマウス胚を作出した。それらの遺伝子導入マウス胚では、CAT遺伝子の発現は水晶体に限定されていた。この結果から、δ-クリスタリン発現の組織特異性は、第3イントロン内のエンハンサーだけで説明されうることが明らかになった。
2.エンハンサーの分割
δ-クリスタリン・エンハンサーの領域を細分して解析した。その結果、(1)δ-クリスタリン・エンハンサーにはコア領域が存在すること、(2)コア領域の重合体は純粋に水晶体特異的なエンハンサー活性を持つこと、(3)コアの上流側の領域の重合体が非特異的なエンハンサー活性を持つこと、(4)δ-クリスタリン・エンハンサーの働きが組織特異的な領域と非特異的なった領域との協同作用によるものであることが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Y.Takahashi: Deveropment. 102. 259-269 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] H.Kondoh: UCLA Symp.New Ser.88. 189-196 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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