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心筋症モデル動物における筋障碍の分子レベルでの研究

研究課題

研究課題/領域番号 63624504
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

野村 禎昭  東京大学, 医学部, 教授 (80009993)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1988年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードジストロフィーハムスター / ジストロフィン / ミオシンB分画 / 細胞骨格分画
研究概要

特発性心筋症、特にその遺伝子の強いものの実体にせまる為にもっともふさわしい実験動物といわれているジストロフィーハムスターを用いて心筋症発症の病因を探ることを考えた。一方最近問題になっているしかも遺伝子レベルの成因が解明されたデュシェンヌ型筋ジストロフィーの原因欠損蛋白質であるジストロフィンの抗体をめぐって多くの議論がなされている。
ジストロフィーハムスター14.6(BIO)とコントロール心筋の発症強度、弱度についてそれぞれ心筋をミクロゾーム分画、ミオシンB分画、細胞骨格分画に分けた。これら一部は0.1%トライトンメ100処理を行い可溶化分画をとった。これらと共にミトコンドリア分画面もとった。これらをSDSPAGEを行いウェスタンブロットしてメンブラン標本とした。一方5〜6%ゲルを作製200KD以上の分子量蛋白についても存在様式を確かめた。
コントロールとジストロフィー心筋のSDSPAGE上の差はミクロゾーム、細胞骨格、ミトコンドリア分画にはみられたが、ミオシンB分画にはほとんどみられなかった。上記3分画にみられた差はむしろコントロールに存在しない分画が心筋症でふえていることが多かった。200KD以上の高分子でははじめにカゼインを加えて蛋白分解酵素のサブストレイトとし分解を防がないと非常に分解し易かった。ミオシンB、細胞骨格分画にコントロールと心筋症間の差がみとめられたので今後も追求していきたい。
一方ジストロフィン配列をもとにN端から4分の1ですでに抗体をつくったが、こゝはくり返し配列なので、C端の20残基にリジン枝をつけるフォークメソッドで現在抗体作製中である。C端は唯一のジストロフィンユニーク配列である。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] S.Nakamura; Y.Nabeshima; Y.Nonomura; Y.Fujiki.Kuriyama: Journal of Molecular Biology. 203. 895-904 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 野々村禎昭: 実験医学. 6. 266-272 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] S.Nakamura; K.Ohmi; Y.Nonomura: Molecular Pharmacology. 33. 604-610 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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