研究課題/領域番号 |
63624516
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立循環器病センター |
研究代表者 |
重川 宗一 国立循環器病センター研究所, 循環分子生理部, 部長 (00113738)
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研究分担者 |
今川 敏明 国立循環器病センター, 研究所・循環分子生理部, 室員 (20142177)
渡辺 公英 国立循環器病センター, 研究所・循環分子生理部, 室長 (00093485)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1988年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 心筋形質膜 / CaポンプATPase / Cキナーゼ / リアノジンリセプター / モノクローナル抗体 |
研究概要 |
1.ウシ心筋形質膜標品を各種のプロティンカイネースによりリン酸化した後に、カルモジュリンビーズあるいは抗Caポンプモノクローナル抗体を結合させた抗体ビーズを用いてCaポンプを分離して、Caポンプがリン酸化されているかどうか調べた。この方法では従来より報告されているA-カイネースによるリン酸化は確認されなかった。またC-カイネースによるリン酸化も検出されなかったが、新たにC-カイネースによるリン酸化が観察された。心筋形質膜標品をC-カイネースによりリン酸化すると、Caポンプの最大活性は変化しなかったが、Caに対する親和性が増加した。 2.心筋リアノジンレセプターをイヌ心筋より調整した筋小胞体より、CHAPSを用いて可溶化後不連続しょ糖密度勾配遠心法及びヘパリンセファロースカラムクロマトグラフィーによって約60倍精製した。精製リアノジンレセプター標品は分子量約40万の単一蛋白質を含んでいた。精製リアノジンレセプターを抗原として用いてモノクローナル抗体の作成を行ない、6種類のモノクローナル抗体を得ることができた。これらモノクローナル抗体は心筋リアノジンレセプターをイムノドット及び免疫沈降反応において認識した。また、これら6種類のモノクローナル抗体のうち3種類は、ウェスタンブロットにおいて心筋小胞体及び精製リアノジンレセプター標品中の分子量約40万の蛋白質を確認したが、遅筋型及び速筋型骨格筋から調整した筋小胞体中のいかなる蛋白質も認識しなかった。遅筋型骨格筋より調整した筋小胞体への〔^3H〕リアノジンの結合を、心筋小胞体への結合と比較した。低イオン強度下(150mM KCl)での〔^3H〕リアノジンの結合に対するATP要求性、及び高イオン強度下(1M KCl)における〔^3H〕リアノジンに対する親和性(Kd)に関して大きな違いが存在することが明らかになった。
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