研究課題/領域番号 |
63625017
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
湯川 武 慶應義塾大学, 商学部, 教授 (80051663)
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研究分担者 |
三浦 徹 東京大学, 文学部, 助手 (00199952)
堀川 徹 京都外国語大学, 外国語学部, 助教授 (60108967)
加藤 博 東洋大学, 文学部, 助教授 (10134636)
江上 能義 琉球大学, 法文学部, 助教授 (10117567)
生田 滋 大東文化大学, 国際関係学部, 教授 (30079222)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1988年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | イスラーム / 都市 / 社会構造 / 支配権力 / ネットワーク / 都市社会 / 都市民 |
研究概要 |
本年度の研究活動は以下の三点を中心に進められた。 (1)研究課題に沿ってどのような共通テーマが設定できるかをまず十分に討論した。その結果「都市をめぐるネットワーク」というテーマを取りあげることになり、それにしたがって討論を重ねていった。 (2)上のテーマは当重点領域研究のE・F・S班とも共通のものとなり、各班の研究成果を出しあうかたちで12月には2日にわたる合同研究会を開いた。この研究会は、各班から1名ずつ報告者が出て研究報告を行ない、それをめぐって討論が展開された。参加者も多く活発な討議がくり広げられ、きわめて有意義な会であった。なお当班からは三浦徹が「ダマスカスの街区」という題で報告した。 (3)このほかに本研究班は比較の視点でイスラム都市の研究を深める目的で、2回にわたるシンポジウムを東京と大阪で開催した。イスラム研究者のみならず、他領域他地域の研究者を招きさまざまな角度から都市を論じてもらった。また当班の課題である「権力構造と都市」というテーマに関しても他分野の研究者たちから貴重な意見や批判を数多く得ることができた。このシンポジウムは次年度に第3回目を開催してとりまとめる予定である。 この他に10月には外国からの研究者を招いて大阪で講演会を開催した。本年度は研究計画の初年度としてはきわめて円滑に出発できたが、研究内容という点から見れば、都市社会の構造と都市支配のあり方について各自の理解を深めることができた。研究成果はすでに一部は公刊されているが、残りの部分についても逐次公刊していく予定である。 研究の進め方としても、比較の観点を強調することと、できるだけ多くの研究者に開放しつつ進めていくという原則は、かなりの程度達成できたと考えられる。今後もこの原則を守っていきたい。
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